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ネパール&インドが恋しくなったら…、『ミヤチカ』風、美味しいチャイ(チヤ)の作り方

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ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

 

ナマステ〜、自称、勝手にネパール観光大使の『みやちか』です。

どちらかというと、料理下手な私ではありますが、

コーヒーやお茶については、ちょっとうるさいですよ。

えっへん、一応、2年間はカフェの経営者だったんですから。

そこで、今日は、かつて、うちのカフェで出していた、ネパール&インド式ミルクティーであるチャイ(ネパール語ではチヤ)の作り方をご紹介します。

 

 

チャイは、ただのミルクティーにあらず!

 

インドやネパールで日常的に飲まれる飲み物といったら、ミルクティーです。インドではチャイ、ネパールではチヤ、多くのツーリストにはネパリチャとも呼ばれています。

ネパール在住のみやちかとしては、ここはチヤと呼ぶべきかもしれませんが、日本での知名度はやはり、チャイの方が上なので、今回はチャイで通します。

 

日本だったら、お客さまが来たら、応接間にお通しして、緑茶を出しますよね。

インドやネパールでは、そういう時、出てくるのはチャイです。ミルクティーと言えばミルクティーです。でも、日本のミルクティーとはちょっと違います。

煮出し紅茶といった方がいいでしょうか?

 

インドやネパールを旅したことがある人は、滞在中に何度もこのチャイを口にしたことと思います。

何しろ、どこにいっても、まずは、チャイ。チャイは、あなたをお客様として歓迎しますっていう意味でもあります。

逆に、出された方も、その敬意はきちんと受けとらねばなりません。チャイを断る=『あなたとはつきあいたくない』という風にとられることだってあるんですから。

チャイは、単なる飲み物であるだけでなく、インドやネパールでは人づきあいには欠かせないものなのです。

 

 

美味しいチャイ(ネパリチャ)の作り方

 

ネパール&インド好きの人なら、時々は日本でもチャイを味わいたくなるのではないでしょうか? 寒い冬の日などは、マサラ(スパイス)入りのあったかいチャイ、いいですよね。

でも、現地の味をなかなか再現できないという声も聞かれます。

そこで、今日は、かつてうちのゲストハウスやカフェでお客さまに出していたチャイの作り方をご紹介します。

 

チャイを作る時に用意するもの

  • 茶漉し
  • 牛乳
  • 紅茶(CTC)
  • 砂糖

 

 

煮出す必要があるので、鍋は必須です。私は、洗うのが簡単なホーローの鍋を使っています。茶漉しは、コップに注ぐ時に必要です。何しろ茶葉ごと鍋に入れて煮出していますから。

 

村では、水牛のミルクを使う場合も多いのですが、日本では、牛乳で代用します。ちなみにネパールの都市部では、牛乳はこんなビニール袋入りです。チャイの作り方を見ると、ミルクだけでなく、水を使うレシピが多いですが、うちはミルクのみです。

使用する紅茶はCTCと呼ばれる小さな丸い粒々の紅茶です。ネパールでは、これが一番安い茶葉ですが、チャイには、これじゃなきゃだめです。お高いリーフティーはミルクを入れないでストレートに飲む時にはおすすめですが、チャイにはCTC。これ、間違えると、あの味が再現できません。

それから砂糖も忘れてはいけません。ネパールでは、大きめのザラメ砂糖をつかうので、一緒に煮てとかします。基本、めっちゃ甘くして飲みます。お客さまにお出しした時に、お砂糖が少ないと、ケチだと思われたりします。

 

 

さあ、チャイを一緒に作ってみましょう

 

1 鍋に牛乳を入れて、火にかけます。一人分に必要な牛乳は約250cc。茶葉に水分をとられますので、ちょっと多めにいれます。

2 牛乳が温まってきたら、茶葉を投入。私は、片手で適当に掴んでどさっと入れちゃいますが、一人分大さじ1程度でしょうか。茶葉はケチらずにたっぷりいれるのがみやちか流です。水をいれてないので、茶葉をたっぷり使わないと、ミルクに紅茶の味が出ません。

3 砂糖も投入します。ネパールでは、一人分最低でも大さじ1くらい入れます。それ以上のことも多々ありますが、さすがに日本人には甘すぎるので、そこは加減してください。砂糖なしでももちろん構いませんが、チャイの場合は、やはり甘い方がおいしい気がします。

4 弱火で十分に煮だします。沸騰してきたら、おたまを使ってふきこぼれないないようにすくうようにかき混ぜます。

5 沸騰して30秒くらいで出来上がり。茶漉しでこしていただきましょう!

 

ちなみに、本来の牛乳の味を味わうためには、牛乳は沸騰させてはいけません。75度以上熱すると牛乳の味が変わってしまうそうです。

が、チャイは、これでチャイなんです。

ガンガン沸騰させて、ミルクに十分に紅茶の味を煮出しましょう。

 

マサラチャイにしたい場合

 

ちなみにマサラチャイ(スパイス入りミルクティー)にしたい場合は、茶葉、砂糖を投入した時にスパイスも一緒に入れて煮込みます。

いろんなスパイスをブレンドして粉にしてあるティーマサラなるものも売られていますが、私は、粒のままのスパイスをそのまま鍋に放り込むのが好みです。粉とは全然香りが違います。

私がいつも入れる、スパイスは、カルダモン、クローブ、シナモンです。

こんくらい、いれます。カルダモンは、叩き割りましょう。

すりおろした生姜は気分で入れたり入れなかったり。

チャイに入れるスパイスに決まりはありません。店によってもスパイスは違います。自分の好みの配合を見つけるのも楽しいですよ。

 

 

 

それでも、なんだか味が違うのはミルクの違いか鍋の違い?

 

以上が、うちのチャイの作り方です。

でも、ネパールからお茶っ葉を買っていっても、日本でつくるとなんだかちょっと違います。

牛乳が違うからじゃないかという意見がほとんどです。多分、それはあると思います。

が、一番の違いは、鍋じゃないかと、私は密かに思っています。

ネパールのお茶屋の鍋を、見てみるとわかります。

これ、一体いつ洗ったんかいな、と思われるような、ミルクがこびりついた鍋にミルクを入れてはチャイをつくります。

作り終わっても洗いません!

次のオーダーがきたら、その鍋にミルクを入れてまたチャイをつくります。でもって、こびりついたミルクが焦げる匂いがいいんですよ。

それが独特の味わいになっているんじゃないか(笑)と、そんな風に思っているんですけれどもね、真相はどうなんでしょうね。

 

 

 

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