50歳から海外でフリーランスとして生きる

子離れママの一人旅 ピピ島での人生初のシュノーケリングで足がつりそうになった件

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ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

 

こんにちは〜、娘がタイに留学してしまい、子離れ修行中の母、みやちかです。

さてさて、去年の夏、娘が留学のために家を出て行ってしまいました。

 

母は寂しい。

 

でも、いつかはくるべき日が来ただけなのです。

子離れの時です。

 

そんな母、突然、増えてしまった一人の時間(うちはツレアイが、単身赴任なんで、普段は母娘で暮らしておりました)を埋めるべく、思い立ちます。

 

そうだ、旅に出よう!

 

今まで行ってみたかったけど行ってないところを回ろう。

 

そう、旅は若者だけの特権ではないのだから。

 

 

海のない国に住む、海育ちの私は、やっぱり海が好き! そんなわけで行き先はタイのビーチに決定

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私、実は、海っ子です。

 

生まれは呉。

 

ご存知でしょうか?

 

戦艦大和が作られた造船の町です。

 

生まれた家は、祖父の家で、家から海までは、20mも離れていませんでした。

 

その後引っ越したのが、呉からフェリーで30分ほどの島、江田島。家の前は県道が走っていて、県道の向こうは堤防、そして海でした。

 

いつも潮の香りが届く範囲に住んでいた私にとって、海がそこにあることが当たり前でした。そんな私がなんの因果でしょうね。

 

海を持たないヒマラヤの国、ネパールに住むことになろうとは。

 

ヒマラヤは神々しく雄大で美しく圧倒的ですらあり、それはと〜〜〜〜〜っても素晴らしいんです。

 

でも、海っ子の私にとって、海がないということは、やはり何かが足りない感がいつもあります。

 

せめてもの救いは、ポカラには、フェワ湖があることなんですが、湖には海独特の潮の香りはありません。

 

というわけで、海が恋しい私の旅の行き先はやっぱビーチでしょ。

 

ちょうど同じ時期、ネパール友達のMちゃんが、ピピ島に行くというので、ピピ島で合流しようということで話がまとまりました。

 

海がきれいだというピピ島、出発前から楽しみです。

 

 

 

未体験ゾーンへ突入! 「ビキニ持ってきてくださいよ」という、Mちゃんの一言

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50歳目前のみやちか。旅は若者だけの特権ではないけれど、体力があった方がいいことの方だって、やっぱりあります。

 

20代、30代の体力はないかもしれないけど、まだなんとかなるだろって感じの50歳目前アラフィフ女子(女子という単語を使ってよいのだろうか疑問ですが)。体力がないと難しいことに、今のうちにチャレンジしたい。

 

と、いうことで今回は、『ピピ島でシュノーケリングする!』というのが大きなテーマ。

 

海っ子の私、泳ぎは得意な方ですが、何しろブランクが長い。ちょ〜っと心配ではありますが、躊躇していては、状況はさらに不利になるばかりの50歳目前。私にとっては、常に、今この瞬間が最善の時なのです。

 

いつもピピではシュノーケリングツアーに参加するというMちゃん。

 

私も参加してみよっかなあ〜、初めてでも大丈夫かな?

 

と、聞くと、

 

Mちゃん「大丈夫、大丈夫、ライフジャケット貸してくれるし。気持ちいいし、お魚たくさん見れますよ〜」とのこと。

 

私「じゃ、私も今回、しちゃおうかな、初チャレンジ!」

 

Mちゃん「おお、いいですね〜、でもビキニ持ってきてくださいよ! スクール水着じゃだめですからね」

 

さらりと言われてしまいました。

 

ビキニだと〜〜〜〜 !

 

Mちゃんは私より一回り以上も若いからビキニでも問題ないだろうけど、アラフィフ女子がビキニを着てもいいものだろうか?

 

日本だったらぜ〜〜〜〜ったいに無理だ。

 

けど、行き先はピピなのです。

 

ま〜、なんとかなるでしょ。と15年前に買って、ホテルの室内プールで一度着たっきりのビキニをスーツケースに押し込めた私。(持ってるんかい!)

 

しかし、たくさんの人のいる場所で果たして本当にこれを着るのか、アラフィフで。完全な未体験ゾーンじゃないですか、これ?

 

なんか、シュノーケリングよりも、こっちの方がチャレンジャーなような気がしてきたmiyachikaでありました。

 

 

若者の島、ピピで、アラフィフママのとまどいマックス!

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ピピ島へはクラビからフェリーで渡ろうと、予めMちゃんとフェリーの時間まで打ち合わせ済み。

 

フェリーの中で合流です。

 

1年の5ヶ月をネパールで過ごすMちゃんとネパール以外のところで会うのも新鮮なもんです。

 

それにしても、いや〜、フェリー。高校時代は毎日フェリーで通学していた私、なんか、フェリーに乗っているだけでいい感じ。

 

あ〜、これこれ、この波の上にいる感じ好き!!

 

なんか落ち着くんだな〜。

 

なんて思いつつ、回りを眺めたら、ほぼ満席のフェリー、ほとんどが欧米人の若者です。

 

2015年の地震以来ネパールはツーリスト激減なので、こんなにツーリストばっかりの光景を見るのは、久しぶり。あ〜、タイのビーチにはこんなにたくさんのツーリストがいるんだ〜。

 

この半分、いや、この1割でもいいからネパールに来てくれたらな〜なんて思いつつ島に到着しました。

 

埠頭には、宿紹介所みたいなところが何軒かあるので、そこでゲストハウスを物色。エアコン嫌いな私とMちゃん、扇風機のみのゲストハウスに宿を決め、その日は明日のツアー選びと夕食です。

 

小さい島でツーリストが集まるエリアも限られているせいもあるのでしょうが、それにしても欧米人ツーリストだらけ。

 

あ〜、カトマンズのタメルや、ポカラのレイクサイドにもこれくらい人がいたら、どれだけレストランやカフェは潤うかなあ。

 

観光業に長年携わっていた職業病ですかね。

 

ついついそんなことばかり考えてしまいます。

 

ビーチ沿いはバーを併設したレストランが並び、ファイヤーダンスやファイヤーリンボーなど、20代前後の若者が羽目を外しまくっていました。

 

さすがに、アラフィフのおばさんとしては、あ〜、ついていけないかも、このノリにはという感じ。

 

Mちゃんがいてよかった。一人だったら、なんか、完全に浮いてたし身の置き所がなかったと思います。

 

ピピ島って、『アジアのビーチにでも行って思いっきり羽目外したいぜ』的な欧米人若者御用達の島だったんですね〜。

 

と今更ながらに思うのでありました。

 

 

未体験ゾーンは意外とあっさりと越えてしまったか?15年ぶりのビキニ姿

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気をとりなおして、翌日。行ってみましょう、1日シュノーケリングツアー。船に乗って、朝から夕方まで、ピピ島近辺のシュノーケリングポイントを巡るツアーです。

 

Mちゃんに言われたように、まずはゲストハウスでビキニに着替え、その上からT-シャツと短パンを着て、いざ出発です。

 

海っ子の私、船に乗っているだけでも、もうワクワクします。暑い日差しに潮風、もうそれだけで幸せな気分です。

 

船には20人近く人が乗ってます。欧米人が8割くらい。欧米人の若い女の子たちは体型も迫力あって、ビキニが様になります。

 

私の貧相なビキニ姿とは丸っきし違います。

 

でもね、確かに、ここで、このノリでスクール水着は浮くでしょうね。中国人のおばさん(っていっても多分30代、私よりずっと若い)はワンピースタイプの水着でしたが、その姿はピピ島では、「なに、この田舎者?」って感じに見えてしまいます。

 

欧米人は年配の方も堂々とビキニですよ。はい、たるたるのお腹もお尻も気になさりません。堂々と見せちゃえばいいんです。どうせ、男の子は若い子しかみてないしね。

 

私なんぞはガリガリで見せるべきたるみもあるようなないような。でも、誰も貧相なアラフィフアジア人のビキニは興味など抱かないでの、拍子抜けするくらいではありました。

 

「よかった〜、ちかさん、ビキニ持ってきてて。スクール水着とか持ってこられたら、ショップへ引っ張っていくところだったよ」というMちゃん。さすが毎年通っているだけあって、かわいいビキニ姿です。(こういう時は、若いっていいな〜と思います)

 

って、いったいいつになったら肝心のシュノーケリング体験の話へ?

 

すんません、しょうもない貧相なビキニ話で引っ張ってしまいました。

 

 

シュノーケルを使って息をするということは、口呼吸するというあまりにも明白な事実

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さて、さて、肝心のシュノーケリングのお話。ツアーボートは、1日かけて、5箇所ほどのシュノーケリングポイントを周ります。

 

ポイントでは船を止め、30分から40分シュノーケリングタイムです。そんなに長い間泳ぎ続ける自信のないアラフィフおばさんはしっかりライフジャケットを着込んでの参加です。足つかないところも多いですからね。

 

船の上から見ても、魚が泳いでいるのがわかります。水中マスクをかけ、シュノーケルを加えたら、さあ、いよいよお魚さんとの遭遇です。

 

が、想像以上にシュノーケルを使った呼吸がしんどい!

 

シュノーケルって、空気を通すパイプみたなもので、それを口に咥えて、顔を水面につけたまま呼吸をするわけです。

 

つまり、口呼吸

 

その何が難しいのと思うかもしれませんが、ヨガをやっている人ならきっとわかってくれると思うのですが、ヨガを長年やっていると、鼻呼吸がスタンダートなんです。鼻のみで呼吸することに慣れてすぎていて、口だけで呼吸しろといきなりいわれても、それがしんどい。

 

つい鼻で息をしようとしてしまい、でも、鼻はマスクに覆われているから当然のごとく空気は入ってこず、

 

く、苦しい!

 

ということに。

 

いやいや、冷静になろう。

口で息すればいいだけなんだよ。

 

でも、習慣って怖いもので、つい鼻で息したくなっちゃうんです。

 

1本目のシュノーケリングポイントでは、呼吸がうまくできず、実のところ魚どころではなかったりしました。

 

ライフジャケットつけているから溺れる心配はないんですけどね。でも、心臓バクバグ状態。ビキニを気にしている場合じゃなかった!!!とアタフタしたみやちかでした。

 

 

シュノーケリング5本連続は、アラフィフにはちょっとしんどい

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けれども、人間の対応能力というのはすばらしいではないですか?

 

2本目、3本目とシュノーケルポイントをこなしていくうちに、徐々に口呼吸に慣れきた私。魚を楽しむ心の余裕も徐々に生まれてきます。

 

沖に船を停泊してのシュノーケルタイムあり、小島に停泊してビーチを楽しむ時間もあり、ツアー内容もなかなか充実しております。ビーチでのシュノーケリングなら小さな子供や家族連れでも楽しめます。

 

デカプリオ主演の「ザ・ビーチ」のロケ地で有名になったエメラルドグリーンの水が美しいマヤベイは素敵だったけど、魚を見るなら、マヤベイの反対側の方がいいかな。

 

ただ、朝から船にゆられ、しかも日差しも強い日だったので、午後3時で、かなり疲れぎみ。最後のシュノーケルポイントは、10分でギブアップ。足がもう重—くてバタ足できない。

 

これ以上やると足がつりかねないということで、早めに上がって船でのんびり。一回り以上若いMちゃんは、まだまだ泳ぎ足りない感じでした。気持ちは若いつもりなんだけどな〜、体はごまかせないということですかね。

 

でも、もうちょっと体鍛え直して、また来たいな〜、楽しかったなあ〜と思う私でした。

 

そして、今、毎日腹筋しています。だって、次回もビキニ着なくちゃいけないですからね。太ってなくても、お産を経験したお腹の皮、タルンって感じでビキニの上に乗ってましたからね。

 

でも、まだまだいけるなって、自信になりました。

 

それだけでも行った価値があります。

 

だから、アラフィフ女子の方、もっと、もっと、世界を歩きましょう!

 

新しい世界にいつも触れることも、若さを保つ秘訣ですよ。

 

 

 

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