2018/05/27

日本人とは、まるっきり違うネパール人の結婚観【ネパール人の恋人がいる人、必見】

 

 

ナマステ~!ネパール在住フリーランスライターのみやちかです。

 

11月後半から12月前半にかけてのネパールは結婚式シーズンでした。

 

結婚式にふさわしい日取りは占星術師によって決められ、カレンダーに記載されています。

ちなみに、今回、11月後半から12月前半の1ヶ月間で結婚式できるのは7日間だけでした。

だからその日は、あっちもこっちも結婚式。

ホテルや結婚式場も大忙しでした。

 

 

そして、ネパールの結婚式は、日本以上に盛大です。

楽隊を引き連れて、花嫁を迎えに街を練り歩いたり、披露宴が5~6時間続いたり…。

まさに人生最大のハレの日なんですよね。

 

 

そんなネパール人の結婚観は、日本人とはちょっと違います。

晩婚化が進み、結婚しない人も多い日本。

ネパールも20年前に比べると、その傾向は若干あるものの、まだまだ保守的。

 

結婚はするべきもの!

 

と考えている人が多数派です。

 

 

今日は、そんなネパール人の結婚観を私なりにまとめてみました。

(今回も極めて個人的見解満載の記事ですので、その点お含みの上、ご拝読くださいませ)

 

 

ネパールにおける結婚観 結婚は家と家の問題

 

 

ネパールでは、今でも、結婚は家と家の問題です。

 

人間関係が濃厚で濃密なネパールで、結婚が当人だけの問題で収まるわけがありません。

 

かつての日本でも、結婚において家柄の違いが問題になることがありましたが、ネパールでは家柄以上の問題が今でも山積みなのです。

 

 

理想は同じ民族、同じカースト同士の結婚

 

民族が違う、民族が同じでもカースト(身分階級)が違う、宗教が違うことが問題になる等、ほぼ単一民族である日本人には理解できない社会背景がネパールにはあります。

 

そのような状況においては、同じ民族間でかつ同じカースト間での結婚というのが理想です。

若い人の間では、恋愛結婚に憧れる気持ちもあるとは思います。いや、絶対にあるでしょう。

 

でも、大家族制度が今でも主流で、宗教と生活が密着しているネパール。

 

言葉、文化、宗教、食のタブーが一致しないと日々の生活がままならない現実の前では、最終的に、同民族、同カースト同士の結婚を選ぶ人の方がまだまだ多いのです。

 

 

見合い結婚がまだまだ主流

 

同民族、同カーストで家柄も見合う人と恋愛し、両家の親に認められて、結婚できれば何よりなのです。

 

が、現実問題、そんな都合よく、恋愛できるものではありません。

少数民族の場合は、恋愛さえもままならないかもしれません。

 

となると、結婚は、自然と見合いというパターンが増えていくことになります。

 

まあ、見合いといっても、日本でいう仲人さんがいて、両家に話をつけ見合いの段取りをつけ、ホテルかレストランで顔合わせしてというような感じじゃないんですけどね。

親や親戚が探してきてくれたり、友人が紹介してくれたり様々です。

 

最近は減ってきましたが、当人同士の初顔合わせが結婚式の日でだったなんてケースもあります。

 

 

婚前交渉は、御法度! 的な空気感強し

 

急速な近代化、欧米化により、ネパールの性は急激にオープンになりつつあると感じます。

特にカトマンズでは、街角に性を売るお姉さんもいれば、援交だってあります。

 

しかし、それでも、建前としては、結婚するまで、婚前交渉はご法度!的な空気があります。

貞節を守るのは、ネパールでは美徳です。

 

実際、私の周りには何人も、結婚するまで童貞だった、処女だったというネパール人がいます。

 

この傾向は、バウン、チェトリなどいわゆるハイカーストと言われている人々やネワール族に強いように感じます。

ま~、そういう人は今後どんどん減っていくように思いますが。

 

逆にオープンなのは、タマンやグルン、マガールなどのモンゴル系民族でしょうか。

 

 

早婚傾向、いまだ強し

 

村のおばあちゃん世代は15~16歳で結婚したという人が多数。いまでも、村の女の子は20歳前後で結婚するのが当たり前のようです。

 

都会では、大学に進学する女性も増え、以前よりも結婚年齢は高くなっています。

それでも、まだまだ女性は25歳前に結婚という雰囲気は多少残っているように思います。

 

男性の場合は、年齢よりも、嫁さんを養えるかどうかという点が重要です。それでも、日本よりは早婚傾向にあると思います。

男性で35歳で結婚というと、遅いという印象があります。

 

私の知り合いの若いネパール人男性、26歳すぎた頃から、親がいつ結婚するのかってうるさくなったって言っていました。

 

 

都市部や、海外では、恋愛結婚も増えつつある

 

最近は、徐々に、恋愛によるインターカーストマリッジ(違う民族、カースト間の結婚)も増えてきています。

ネパールの外、海外で生活する場合は、核家族が基本になっていて、当人同士がよければ、インターカーストの結婚も、そう大きな問題ではなくなってきました。

 

急速に近代化が進むカトマンズでも、経済的に余裕のある人々の間では、結婚後、独立する核家族化が急速に進んでいるように感じます。

 

 

結婚しないのは、問題があるから?

 

ネパールで結婚しないでいると、まるで欠陥があるかのような噂が立つこともあります。

 

結婚しないのは、子供を産めない体であるとか、何らかの精神障害があるなどの問題があるからだと陰口を叩かれることもあるくらいです。

 

また、女性が結婚しないで実家にずっと居座ることは、男兄弟からは疎まれます。

 

娘は、結婚して家を出て行くもの。居残られては財産分与の取り分が減る。

そんな暗黙のプレッシャーが漂っているのです。

 

 

 

ネパール人女性の結婚観

 

 

女の幸せは結婚相手で決まると思っている女性多数

 

女の子はいずれ結婚して、よその家に入るのが当然の大家族制度の社会では、どの家に嫁ぐかで人生が大きく変わります。

 

医者や事業家の女性ならともかく、男性でも就職難のネパールにおいて、経済的に自立している女性は少数派。そうなると、嫁ぐ家次第で自分の生活水準が決まります。

 

女性の幸せは結婚相手で決まると思っている女性はまだまだ多いのです。

だから、誰と結婚するか、その人の社会的な地位はとっても重要なのです。

 

 

結婚相手に望むこと、一番は経済的に豊かなこと

 

となると、結婚相手の条件として、一番に考えるのは経済的に豊かであるかどうかでしょう。

だって、相手の経済状況=自分の経済状況になってしまうとしたら、やはり、ここが一番気になるところ。

 

姿形がかっこいいにそりゃ越したことはないけれど、それ以前に、経済的に成功しているかどうかの方が重要なんです。

土地持ち、自分の家持ちというのはポイント高し。

 

グルンさんやマガールさんの村でモテるのはアーミーさんですかね~。

ブリティッシュアーミーだと大人気、引く手数多でよりどりみどりのようですよ。

その次にモテるのが、インドアーミー、最後がネパールアーミーです。

これ、給料の高い順です。

 

そう、村で、経済的に豊かなのはアーミー出稼ぎ男なんです。

 

 

結婚は人生の墓場と感じる女性も

 

嫁の日々は、決して楽なものではありません。

特に、男尊女卑の考えが残る、大家族で暮らす家では、嫁の苦労は絶えないもの。

 

だから、まだまだ少数派ではありますが、経済的自立を手に入れた女性の中には、結婚を選ばない女性もいます。

 

結婚したら自由がなくなる、そう感じている女性は案外多いと思うのです。

でも、経済的に自立できない、世間の目が気になる、そんな理由から結婚せざるを得ないのが現状のようです。

 

 

 

ネパール人男性の結婚観

 

 

村では、嫁は貴重な働き手

 

昔、私のカフェで働いていた男の子(といっても当時独身29歳)が、ある時ふっと言いました。

「妹たちも大きくなって、家を出て行く年齢になったし、そろそろ自分が結婚して親に楽をさせてあげねば」と。

 

彼の家は農家で、両親は村に住んでいます。

最近、年のせいか、昔よりも畑仕事がしんどくなってきているし、畑仕事を手伝っている妹たちも大学で村を出たり、結婚して家を出て行くので、家の仕事をしてくれる嫁が必要だというのです。

 

いや、そうなんでしょうね。実際、必要なんです、働き手は。それはわかります。

 

でも、嫁はお金がかからない家政婦だと思っているんじゃないかと、女の私はついそんな風に感じてしまったりもするのです。

 

 

自分より学歴、収入、背が低い方が良い

 

知り合いのタクシードライバーとおしゃべりしていた時、彼の大学生の娘さんの話になったんです。彼は、大学に行くと婚期を逃すし、選択の幅が狭くなる、と愚痴めいたことを言いました。

 

大学に行くと結婚の時、選択の幅が狭くなる。

 

それこそ、ネパール的は考えだなあとしみじみ思ったものです。

そう、大学卒となれば、結婚相手も大卒以上でなければならず(というか、男のプライドが許さないからですが)それだけ選択の幅が狭まっちゃうのです。

 

男というものはどうして、こうも見栄っ張りなんでしょうね。

自分の奥さんが自分より学歴、収入、身長が高いのが我慢ならない人が多いのはネパールに限ったことじゃないかもしれませんけどね。

 

 

カーストよりもビザが大事

 

全てのネパール人男性がそうだとは言いませんが、ビザのために外国人と結婚する人がいるのは事実。(それに、これはネパール人男性に限った話ではないですけどね)

 

ネパール人が外国で就労できるビザをゲットする最短の方法が、その国の人と結婚すること(あるいは、外国の永住権を持っているネパール人と結婚すること)。

 

オーストラリアのビザを持つ姪っ子(連れ合い側の姪っ子なのでネパール人です)が、「みんな私じゃなくて、私のビザが好きなのよ」と結婚前にこぼしておりましたが、そういうことなんですよ。

 

 

 

さいごに

 

 

いかがでしたでしょうか?

極めて個人的見解ではありますが、私の周りのネパール人の話から、ネパール人の結婚観をまとめてみました。

 

在日ネパール人の数も急激に増え、ネパール人を恋人にもつ日本人も増えているように思います。

実際、このブログを始めて、ネパール人と付き合っているという日本人からのコメントや質問も何回かもらっています。

 

ただ、お会いしたことのないネパール人について、あれこれ判断することもできず、お役に立つようなお返事やアドバイスは、なかなかできません。

 

ここでは、ネパール人の結婚観といって、ざっくりと全体的によくみられる傾向をまとめましたが、それが全てのネパール人に当てはまる訳でもありません。

それに、結婚するかしないかは、結局は、それぞれが自分で判断するしかないことです。

 

 

ただ、判断するための情報は多いに越したことはありません。

相手を理解するためには、相手の国の文化を知ることも必要です。

 

私のこの記事が、ネパール人との結婚に悩む皆様にとって、少しでも参考になればと思います。

 

 

最後に、アジア人男性と結婚を考えている女性にぜひ、読んでほしい記事はこちら↓

その結婚、ちょっと待ったぁ〜! アジア人と国際結婚を考えている女性が覚悟しておきたい3つのこと

 

それでは、また~、ナマステ~!

 

 

 

 

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