チェンマイとポカラは、どちらが長期滞在しやすい? 【注意! 完全個人的見解記事】
こんにちは〜、ネパールからmiyachikaです。
娘の留学先のタイのチェンマイから、再び、ネパールのポカラに戻ってまいりました。
持ってきた感想は、ほっとしたような、
再び始まったポカラライフにすでにげんなりというか…。
田舎街ののんびりさは残しつつも便利で快適なチェンマイ。
まるっきり、田舎の村ままで不便、理不尽なことで日々私を呆れさせてくれるけど、ほっともする勝手知ったるポカラ。
そんなポカラとチェンマイですが、どっちが日本人には暮らしやすいか?
まるっきしの個人的見解ですが、私の感想を交えてお届けします!
快適〜で美味しいチェンマイ暮らし、だけど…
チェンマイには、今回1ヶ月だけの滞在でしたが、コンドミニアムアパート(通称コンド)を借りて、レンタルバイクで生活していたので、ちょっとだけ在住者気分も味わえました。
住んだのは、旧市街地のお濠の北側、チャーンプアック門から徒歩5分のところです。
キッチンがついている部屋は予算オーバーだったので、ワンルーム。そして、日々の足として、スクーターをレンタル。
ポカラでも、日々の足はカブなので、これでほぼ同じような条件です。
今までも4回ほど訪れているので、全く知らない街ではないのですが、やはり、こうやってコンドを借りると、住んでる感がぐぐっとあがります。
で、結局一ヶ月暮らしてどうだったかというと、いたって快適です。
何よりもまず、電気ある、水ある、wifi早い。それに、ポカラからやってきた身の上には料理のバラエティが豊富すぎます。
そして、街中にはおしゃれ店やカフェもある。自分も一応、女子の端くれであることを思い出させてくれます。
お手頃価格なのに、快適で、美味しくて、おしゃれなチェンマイ。
正直、ポカラライフよりも楽ちんです。
チェンマイvsポカラをいろんな角度から比較しちゃおう
そんなわけで、行ってみましょう、チェンマイvsポカラの衣食住を徹底比較。
(注意! ポカラ在住20年の日本人女性の個人的見解であることをご考慮の上、参考にしてください)
【住】 安さと心強さはポカラと、快適さと選択の幅はチェンマイ
チェンマイで今回借りたのは、ワンルームのコンドミニアムアパート。ベランダはありますが、台所はありません。シングルベッド、机と椅子、棚、エアコン、冷蔵庫、テレビ、wifi込みで月に6,000バーツ(約18,000円)。光熱費は別途使った分だけです。(ちなみに私の今回の電気代は1,600バーツでした。意外にかかりますね)立地もなかなかよくて、旧市街のチャーンプアック門から北へ徒歩5分。もちろん、もっと安い物件もあります。
今回は、娘用のベッドも追加してもらって、プラス1,000バーツかかりました。
電気は時々停電がありますが、私が滞在した1ヶ月で2回。それも1時間でほどです。
かたや、私のポカラの住まいは、超豪華ですよ〜。4階建ての家のワンフロア貸切で、3ベッドルームに、リビングとダイニングキッチンがついてます。Wifiつき、エアコンなし、光熱費は別途で、家賃なんと約●●円(大家さんとの約束で内緒です)。高いのですが、レイクサイドのメインストリートから徒歩10分圏内と考えると仕方ありません。なにしろ、レイクサイドは最近ワンフロア貸切で3万〜4万円くらいが相場ですから。(レイクサイドを離れると半額以下でも見つかります。がネパール人仕様の間取りだったりします)
本当は1LDKか、1DKでもいいんですが、ポカラには、そういう一人暮らし向きのキッチンとバスルームつきの物件は少ないのです。あるとしたら、灼熱地獄の最上階。
電気は毎日計画停電。乾期には、1日の停電時間が10時間以上の続きます(が、今年はなぜか停電時間すごく少ないです。冬も1日4時間以内の停電に収めると発表があったらしい)。水も慢性的に不足。毎日来ないので、地下タンクにためて大事に使います。Wifiはついているけど、めちゃくちゃスローなので、自分で別途、契約しています。
という状況で、同じ条件でみたら、多分ポカラの方が家賃は安いです。
でも、ワンルームにバスルームつき、みたいな物件がほとんどないんですよ。だいたい、ポカラのアパートは、基本、大家さんが自分の家の一部をフロア貸ししているのがほとんど。
その分、大家さんや他の住人と近い感じはあります。一戸建てをフロアごとにシェアしている感じ。大家さんはお節介もとい親切な人が多いので、やたら世話を焼いてくれますが、プライバシーの侵害と感じる人もあいるかもしれません。
もしワンルームだけということになると、トイレ共同のただの四角い部屋ということになります。これで
かたや、チェンマイのコンドミニアムアパートは、日本でいる賃貸マンションみたいな感じ。最低限の設備は整っているし、日本とそう変わらない感じで暮らせます。大家さんやご近所さんとつきあうわずわらしさもありません。ただ、勝手がわからない外国人には、ちょっと心細くもあるかもしれません。
【食】 シーフードのないポカラとシーフードのあるチェンマイ もとい、自炊ならポカラ、外食ならチェンマイ
すみません。普段、海のない暮らしなので、ついつい自分の欲望が見出しに反映されてしまいました。でもね、でもね、シーフードも食べれるのは、海のないネパールから見ると羨ましい限りなのです。なにしろ、私、瀬戸内海の島育ち、肉よりも魚で大きくなったみたいなもんですから。
と、個人的事情はちょっと横において、客観的にチェンマイの食事情を見てみましょう。とにかく、食はバラエティ豊富です。タイ料理だけでも何種類の料理があるかわかりません。
一方ネパールは、ネパール料理といえば、ダルバート。ネパール人は、ネパールカレー定食であるダルバートを毎日毎食食べる人が今でも多数派。さらに、焼きそばもインスタントラーメンもなんでもかんでもカレースパイス味です。
タイはカレースパイステイストもあれば、醤油系の味もある、甘辛酸っぱい系に、醤油砂糖っぽい味に、味噌っぽいのもあり。屋台あり、ローカル定食やあり、モールのレストランあり、ファーストフードに、おしゃれカフェ、一軒家レストランなどなど、味もスタイルもよりどりみどり。
ポカラも最近バラエティは増えました。カフェも増えましたが、コスパとバラエティでチェンマイの方が優勢でしょうか?
チェンマイなら、キッチンなくて外食だけでもバラエティ豊かな食事がそれなりに楽しめちゃいます。夜遅くまでやっている店も多い。いざとなればコンビニもある。
そういう便利さがないポカラは、キッチンありで自炊した方がいいかなあ。八百屋は住宅街だとどこでもあるし。自炊生活するならポカラの方が安くあがるような気がします。
【衣】 着たい服が手に入るチェンマイと物欲がなくなるポカラ
さて、最後の衣ですが、チェンマイって結構おしゃれな店もあります。ナチュラル系コットンやヘンプのアジアンチックな服なんて、暑い国ではいいですよね〜。
ポカラはね〜、こういうしゃれたセンスの服、少ないんだ。しょぼん。ウインドウショッピングしに行くところもないのです。
チェンマイは、モールに行けば、普通に、着れそうな服、そこそこ安い値段で売ってます。ユニクロとか日本のブランドは、日本の方が安いですよ。でも、タイブランドも頑張ってますよ。おしゃれで、安いもの探せば結構みつかります。古着屋さんとか、訳あり商品の店も街のあちこちでみつけました。
無印のカーディガン150円でゲット(多分古着、でもまだ十分着れます)でニコニコの私。
ネパールだとね、値段以前の問題で、着たい洋服がまず見つからない。Tシャツもお子様みたいなイラストとか英語とかプリントされていて、ちょっと、49歳でこれないよね、って感じなのです。完全ティーンエイジャー向けセレクション。
ま、それはそれでいいですけどね。物欲を刺激されないから、無駄遣いしないで済みます。
お財布に優しいぞ!
あとはね、ポカラなら、サリー屋があちこちにあります。サリー好きにはたまりません。って、サリー着ないですよね、普通の日本人。
というわけで、おしゃれを楽しむならチェンマイ、財布に優しいのはポカラです。
ぬるま湯のようなチェンマイか、熱湯&冷水のポカラか
と、衣食住みてまいりました。好みの問題もあるでしょうし、もっと長く住んで見れば印象も変わってくるかもしれませんが、なんだか、チェンマイの方が暮らしやすさから見たら、やっぱ、上のような気がします。っていうか、客観的に、上でしょうね。
でもね、だからといって、楽しいかどうかってのは別だと思うんですよ。
いや、楽しいというと語弊があるかなあ。
生きている感があるというか、なんというか。
チェンマイの暮らしは、ネパールで長年暮らした私にとっては、快適で楽ちんです。でも、なんか、ここにずっといたら、私ダメになりそうな感じもするんです。甘やかされすぎて。
それに比べるとポカラの日々は、熱湯と冷水の繰り返しって感じで、頭にくることも、理不尽に感じることもあり、感動することもあり、と刺激ありまくり。きついなと思う時もあるけれど、日々、鍛えられている気がしなくもありません。
私、結構、逆境を快楽に思うようなところがあるようです。
だから、ポカラ暮らしなんですかね〜。
でも、ポカラの暮らしに疲れたら、時々チェンマイってのはいいですね〜。ちょうどよいぬるさ加減だし。
ま、結局は、人それぞれ。
住みたいところに住みましょう。ってことで。
Comment
わぁ!チャンプアックは以前10年住んでいました。懐かしいです。チェンマイとポカラ、ユニークな考察ですね。