50歳から海外でフリーランスとして生きる

体感温度が低い冬のネパール カトマンズ旅行の気候と服装は?

アバター
WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

ナマステ&サワディカー、カトマンズの暖房なしの部屋でかじかんだ手でこの記事を書きはじめ、あったかいチェンマイで書き終わったばかりのみやちかです。

 

最近、インドに行ったり、タイに行ったりとなにかと移動の多い私ですが、実は私、パッキングが大の苦手。

特にいつも悩むのが着替え。荷物は少ないにこしたことはない。でも、現地で寒かったらやだな、暑くてもやだなと、インターネットの天気予報を睨めっこしながらいつも頭を悩ませます。

きっと、ネパール旅行を計画している皆さんも同じように頭を悩ませているかもしれませんね。初めての国なら当たり前です。

 

それに意外とネットの天気予報の気温情報だけじゃわからないことも多いのです。

 

天気予報の気温情報以上に寒いカトマンズの冬をあなどってはなりませぬ!

 

 

常夏のケララから冬のカトマンズへ移動する旅の服装に迷いまくる

 

この12月前半に、インドのケララ5日間、その後デリー4日間そしてネパールのカトマンズ6日間というスケジュールで移動しました。ポカラより寒いカトマンズ。ポカラより若干暖かいか同じくらいのデリー、まるっきり常夏のケララ。

 

さて、持って行く服をどうするか、今回は、気候が違う場所が3箇所なだけに悩みましたよ〜。結局、夏服3セット、秋服2セット、冬服1セット、冬用の下着2セットそしてカーディガンとダウンベスト。あ〜また、荷物が服だけでいっぱいになっちゃいました。

 

一年を通して常夏ケララの12月前半の最高気温は30度、最低気温は22度。これはもう夏服ですよね。普通にTシャツとジーンズで過ごせます。

 

デリーは天気予報によると最高気温27度前後、でも最低気温は13度。ポカラより昼間は気温が高いが朝晩の冷え込みは同じくらい。最高気温は27度ありましたが、屋内で仕事をする分には、長袖シャツでも全然暑くなかったですし、朝晩はカーディガンとショールがないと寒いくらい。半袖は必要なかったですね。

pc120895

そして、カトマンズ。最高気温22度、最低気温9度。昼間日向にいるとポカポカでジャケットなんて着てられないのですが、日陰や屋内は昼間でもひんやり。ずっとカーディガンは離せませんでした。

 

昼間でも屋内で座りっぱなしで仕事をしていると、足腰が冷えてきてひざかけがほしくなるくらいでした。夜は、ダウンベストにフリース帽子までひっぱりだしました。

まったく、旅の身支度はいつも悩ましいものです。

 

 

冬のカトマンズは、戸外よりも屋内の寒さが身にしみる

img_0272

冬のカトマンズ、晴れていれば最高気温は20度くらいにはなりますが、最低気温は一桁代。0度になることはめったにないけれど、けっこうちゃんと冬です。

 

基本乾季の真っ直中なので、雨が降ることはめったにないのですが、時々、年末前後にぐんと寒くなる前の季節の変わり目の雨が降る年もあって、この雨にあたると、寒くて寒くてどうしようもなくなりますが、まあ、めったにないこと。ただし、この冬の雨の後は、たいていの場合、1週間から10日間大大大快晴になるんです。もし、これにあたったら、本当にラッキーです。

 

気になるホテルの暖房事情ですが、四つ星、五つ星ホテルに泊まっていれば、暖房が効いているでしょう。三ツ星ホテルも最近はエアコンを入れているところ増えています。

 

ただし、ゲストハウスにはまず暖房がないのが普通

 

庶民の家も、もちろん暖房なしのところが多いし、家の中は、まるで冷蔵庫の野菜室のような寒さ。昼間なんて、みんな家の外で日向ぼっこしています。外の方が暖かいからそうなっちゃうんですよね。

ツーリストエリアのタメルのお土産物屋のスタッフも、店の中は寒いんでしょうね。みんな椅子を道に持ち出して店の前で日向ぼっこ。これ、タメルの冬の風物詩です。

 

暖房のない屋内は本当にひんやりなんです。

 

だから、結論を言えば、冬のカトマンズに旅行に行く場合、基本、冬の東京や大阪と同じような服装で大丈夫です。昼間の気温を見ると、東京や大阪よりはずいぶんと暖かですが、暖房がないところが多いことを考えるとどっこいか、むしろ寒いくらい。

ただ、日本よりも朝晩の気温差が激しいので、重ね着で気温調節できるようにするのは大切です。

 

 

バックパッカーやトレッカーは寝袋必須

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

一応ホテルと言われているところに泊まる場合は問題ないですが、ゲストハウス宿泊のバックパッカーや、トレッキングに行こうと考えている人なら寝袋がかなり役立ちます。

 

ゲストハウスや山小屋でも、昔日本で使っていたような重い綿入りのお布団を貸してくれたりもするのですが、潔癖性の人はかなりストレスを感じるかもしれません。

私みたいに、へっちゃらな人ならいいんですが、日本の方はやはり繊細な方が多いので。

 

最悪、カトマンズやポカラのツーリストエリアには、トレッキング用品店がたくさんあって、そこで寝袋の購入もできますが、寝袋の表示温度、0度、-10度というのは、日本の同じ表示のものよりも、ちょーっと(ちょっとというかだいぶんというか)クオリティが劣るような気がしないでもありません。まあ、日本のものよりもお値段もお安いので、仕方ないのかもしれませんし、標高3000m以上に行かないのであれば、問題ないかと思います。

 

宿の布団はどうしても使えない、宿の布団だけでは寒すぎるという人には寝袋お勧めです。私は、寒がりなんで、12月後半から1月にかけては、家でも、寝袋に入って、その上に布団をかけて寝ています。これ、最強です。ただし、あまりの暖かさに、朝、布団から出るのに勇気が入りますが。

img_4347

あと、あちこちで売られている大きなひざ掛けショール、これがあればいろんなシーンでポカポカです。

 

私なんて、カトマンズに行く時は、ひざ掛けはかかせません。ポカラからカトマンズへ行くバスの中でも活躍してくれるし、座りっぱなしの仕事の時には常にひざかけ体制。薄手のものを選べば、若い子風ファッションの太めのマフラーのようにぐるぐる巻きで歩けるし。大きめサイズは、寝る時に下に引いたり大活躍。なんなら、ネパリの女性のように、上着の代わりにポンチョ風に巻きつけることもできますしね。

 

あーただし、タメルやレイクサイドのショール屋でよくヤクウールと表示されているカラフルなボーダー模様のショールがありますが(上の写真のやつです)、それ、ヤクじゃありません。ウールですらありません。コットン&アクリルかと思われますが、ヤクウールというのは、まあ、商品名みたいなものだとお考えくださいませ。

(ちなみにヤクとは、ウシ科の動物で牛よりも毛足は長く、標高の高い場所に生息しています)

 

そんなわけで、本物ヤクウールではないですが、これ、防寒には、大活躍商品です。1000円以内でゲットできるはずですしね。

 

 

ヒマラヤサンライズや、ヒマラヤ遊覧飛行などネパールの観光の目玉は早朝が多い

 

最後に、ネパールの観光の目玉といえば、やはりなんといってもヒマラヤなのですが、ヒマラヤが見える確率じゃ早朝が一番高いということで、ヒマラヤサンライズやヒマラヤ遊覧飛行など早朝の観光が多いのがネパール観光の特徴もしれません。

 

ただ、冬の早朝の寒さは半端ありません。 朝日を待っている間じっとしているとかなり冷え込みますので、ロングダウンやひざ掛けショール、毛糸帽子があるといいですね。

 

防寒をしっかりして、せっかくのネパール旅行、風邪など引かずに楽しんでいただけますように!

 

 

 

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© ライターmiyachikaのネパール暮らしblog , 2016 All Rights Reserved.