50歳から海外でフリーランスとして生きる

3年目の倦怠期を制するものは、海外移住を制す!

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ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

 

こんにちは、ただ今、チェンマイで留学中の娘と久々の再会を楽しんでいるmiyachikaです。

さて、今日の話題は、夫婦の倦怠期について。

では、な〜〜〜い!

 

海外移住の倦怠期についてです。

石の上にも3年といいますが、海外暮らしも3年が一つの節目

この3年を乗り切れるかどうかが、海外生活を続けられるかどうかにかかっているといっても過言ではないのでありまする。

 

 

恋が盲目であるように、海外生活も最初は盲目なのであ〜る

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外国に住む、その言葉を聞いただけでもワクワクしませんか?

新しい土地、新しい仕事、新しい生活。

何もかもが新鮮です。

そう、海外生活の始まりも恋と一緒で、ドキドキワクワク、見るもの聞くもの全てが新鮮でそれが楽しくて仕方ないのです。

アジアが大嫌いなのにアジアに派遣されてしまった〜などという、自分の意思に反してアジアで暮らすことになってしまった人を除いては、ということですが。

私もネパールに暮らし始めた時は、本当に毎日が充実しておりました。生きている実感っていうのでしょうかね〜、それがすごく感じられたし、やることもたくさんあって、毎日があっという間。

最初の一年は、本当にいろんなことを覚えるので忙しかったことを覚えています。

 

まず、現地の言葉ね。

それからスクーターの運転と免許の取得。

(自分で移動できる足の確保って本当、大切ですよ。住むには。特にネパール、夜間は公共の交通手段タクシーしかなくなっちゃいますから)

銀行口座の開設と銀行の使い方。

町探索(道とか、どこで何が買えるかとか)。

その上にホテルの立ち上げ準備。

 

忙しかったけど、すごく楽しかったし、新しいことを覚えるっていう行為自体が充実感得られるし、それに、まだまだネパールに恋をしている時期でもありました。

 

ここ、ポイントですよ〜。

 

恋の始まりは、相手のいいところしか見えない!

 

あとね、海外に暮らし始めた自分に酔っているところもありましたしね。

 

でも、酔いはいつか冷めてしまうものなのですよ。

 

 

徐々に見えてくる相手(移住国)の欠点、倦怠期に突入した時、あなたは?

 

最初はネパール大好き、ネパール人サイコーとか言っている人ほど、その後掌を返したように、ネパールを毛嫌いになる傾向があるという話を以前しましたが、現地の生活に慣れるに従って、移住先の国の欠点も徐々に見えくるものです。

恋と同じで、最初のときめきなんてものはそんなに長続きしないもの。

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あれ、あれ、あれ、

と思うことが徐々に増えてきます。

生活に慣れてくると、いろんなものを客観的に見る心の余裕も出てくるものなのです。

さらに、言語や生活文化を理解することで、今まで気がつかなかった、現地の人の行動の裏にあるものも見えてくるようになります。

そして、今まで培ってきた日本での生活とのギャップの大きさが徐々にストレスとして現れ始めるのもこの時期。1週間毎日カレーでも苦じゃないって人も、1年毎日カレーだとさすがにいやになるもんです。

 

倦怠期へ突入です。

 

恋は盲目の時代は終わり、甘い甘い新婚生活が、いつしか日常生活へと移行していく時、それは突然に訪れます。

 

そして、逆にですね、日本のいいところが見えてくるのも同じ時期なんですよ。

何でしょうね、この元カレへの郷愁にも似た想いは

 

日本にいると当たり前だったことが、実は当たり前ではなかったと気づかされ、日本の精神文化って実はすごかったんだなと思わされ、日本って最低って思っていたことが、アジアではもっと最低だってことがわかったり。

 

いや〜、そうなってみると、なんと自分はいろんなことを誤解していたのか、と愕然としてしまったりするものです。

 

そして、海外移住を諦めて帰国してしまう人が多いのもこの時期です。

貯金が底をつき始めるのも同じ時期だと思うので、余計でしょうか?

 

 

その(移住国の)欠点さえもひっくるめて、愛おしいと思えますか?

 

つまるところ、恋が愛に変容するか、興ざめに終わるか、それが海外暮らしを続けられるか、帰国する(あるいは別の国へ行く)かの別れ道のような気がします(前提条件として、その国で生計を立てられているっていうのがあってのことですけどね)。

 

健やかなる時も、病める時も、生涯この人を愛すると誓えますか?

という結婚の誓いじゃないですが、

倦怠期をも乗り越えて、相手の欠点さえも全部ひっくるめて、

それでも、あなたは彼(移住国)を愛せますか?

とういうことだと思うんです。

 

隣の芝生が青く見えるのは世の常です。

それは、別れた男の方が素晴らしく見えるというのと同じくらい幻想です。

いいところばっかりの国なんてないんですよ。いいところもあるし、悪いところもある。好みの部分もあるし、ちょとね〜と思っちゃう部分もある。それら全部ひっくるめて、どうなの?

 

ま、でもどこに住んでいようと自分は自分なんですけどね。

自分以上にも自分以下にもなれません。

それに、住む場所を選べるってこと自体が、非常に恵まれているってこともあります。

それがわかっている人は、案外どこに暮らしていてもやっていけるように思います。

 

 

最後に

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ちょっと倦怠期かな〜、そう思っている人、ここが踏ん張りどころです。その先に見えてくるものがきっとあります。

もし、客観的に見て、それでも帰国を選ぶのであれば、それはそれで素晴らしい選択だと思います。

結婚生活、長く続けりゃえらいってもんでもないでしょ。

海外暮らしもそれと同じ。

恋のときめきあり、結婚あり、幻滅あり、倦怠期あり、離婚もありね。

最後は自分の選択です。

そして、自分で選んだ道ならば、堂々と生きましょうよ。

 

と、誰よりも、自分自身に言い聞かせているんですけどね。

 

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Comment

  1. アバター まりさん より:

    ネパール人と結婚して15年仕事でどっぷり三年。ネパール本格移住を前に、、、。ドキドキと不安と怖いものみたさで。未就学時二人をかかえてますし、読ませていただくと、本当になるほどな〜と、深く納得しちゃいました。

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