チェンマイから約1時間の郊外でまったりと楽しむ休日、サンカムペーン温泉へ行こう!
こんにちは、チェンマイからmiyachikaです。
さて、私は今、娘の秋休みに合わせてチェンマイに来ています。(あ、申し遅れましたが、うちの娘は昨年からチェンマイの学校に留学しています。その経緯は、また別の機会にお話ししますね〜)
チェンマイは、電気もある、水もある、インターネットは早い!
ナイナイ尽くしのネパールから来た私には、それだけで天国のようなところですが、その上に近くに温泉があると聞いたら、もう行くしかありません。
ワクワク!
普段シャワーしかない生活なもんで、温泉っていうだけでめっちゃ贅沢な響きです。
いやあ〜、ネパールにも温泉ないわけじゃないんですが、簡単に行ける居場所じゃなかったり、温泉行くのにトレッキングパーミットが必要だったり(これが2000円くらいしたりするんです)、温泉入るのに水着が必要だったり(混浴なもので)いろいろまあ面倒なんでってのは、言い訳ですね。
東京に住んでいてもスカイツリーに行ったことがない(私が住んでた時代は東京タワーでしたが)のと同じっすよ!
住んでると意外にそんなもんでしょ。
チェンマイは、娘が卒業するまでのあと2年間という期間限定があるもんだから、そうなると、来た時にはあちこち行きたいなあって欲が出ちゃったりするもんです。
そんなわけで、休暇中の娘と、わざわざアメリカからやってきたM姉さんと行ってきました、サンカムペーン温泉!
たまには、ツアーレポートもいいもんでしょ、さあ、楽しく行ってみよ〜〜 !
この記事のもくじ
チェンマイ郊外約40キロ、ソンテオと交渉して半日貸切トリップ!
出発前、ネパールに住む日本人の友人から、チェンマイ郊外のサンカムペーン温泉が結構いいよ〜という話を聞いていたから、チェンマイに来る前からここは行こうと実は決めていたんです。
最近、歳のせいですかね〜、顔の神経の痛みがちょっとひどいのもあって、湯治です。湯治!
でこの温泉の水質は、何々…
天然の硫黄泉質の温泉らしい。
源泉の温度は105度、熱さは十分です。
ただね〜、地図で調べたら結構遠いのですよ。
サンカムペーン温泉というから、チェンマイの伝統的手工芸品通りで有名なサンカムペーン通りあたりかと思っていたら、そこからさらに20キロ以上も遠い! チェンマイ市内からだと、約40キロ、車を飛ばしても1時間近くかかってしまいます。
当初はレンタルバイクで行く予定でしたが、急遽ソンテオで行くことに変更。ま、だいたい娘とM姉さんと私の3人ではバイクは無理ですしね。
で、このソンテオなるものですが、ピックアップトラックの荷台に屋根を付けたような(M姉さん曰く霊柩車タイプって、今乗っているのになんつーことを言うんでしょう!)形の車でして、流しのタクシーや路線バスが少ないチェンマイでは、そのかわりに町中をこのソンテオが走っています。
ルート走行するものもありますが、タクシーのように行きたいところに行ってくれたりもします。
ただ、タクシーじゃないんで、メーターがないんです。だから交渉制。相場がわからないツーリストにはちょっと使いにくい。
その上、ドライバー、あんまり英語しゃべれません。グーグルの地図を見せてもわかったようなわからないような、地名や道路の名前、近場の目印になる有名な寺や建物を知らないツーリストにはますます使いにくいのです。
でも、今回は、超有名なサンカムペーン温泉です。場所は間違えようがありません。
あとは値段交渉なんですが、片道約1時間はそうそう安くは行ってくれません。市内から近場の市内へ2〜3キロのって一人20バーツってわけにはいきません。しかも待ってもらわなくてはなりません。
そこで「4時間待っていくら?」と聞くと、
「4時間も待つの?」と逆に聞かれちゃいました。
いや、片道1時間かけて温泉行くのに、はい、浸かる、出る、帰るってそりゃないでしょ。
ご飯食べるところもあるし、マッサージ屋もある、温泉プールもある。ほんとならたっぷり1日かけたいところではありますが、そんなに車をキープしたらそれこそ高くなっちゃうだろうし、妥協ラインで4時間です。
待ち時間2時間なら1500バーツというドライバーと粘って交渉して、4時間で1700バーツ。安いんだか、高いんだか、ツーリストの私には判断できないけど、タクシー会社からタクシーを呼ぶよりは多分安いので、今回はこの値段で交渉成立、いざ、温泉へ出発です!
畑や林の風景を抜けて、公園のような温泉へ到着
旧市街の近くの宿にから出発したソンテオ、裏道を通り抜け、スーパーハイウエイへ出ます。最初は東へ向かっていたスーパーハイウエイは時期に南へと方向を変えます。
途中から1006号線へ入ってもいいのですが、1317号線の方が道が空いているのか、道のコンディションがいいのが、ソンテオはスーパーハイウエイから1006号線と経て、1317号線へ入ります。
ここまでは市内って感じで、大きなビルやショールーム、レストラン、スーパーやホームセンターなどが道の両脇にずらりとあったのですが、1317号線を進むうちに風景どんどん変わってきました。
緑が増えてきて、畑や林の間をソンテオは走ります。
う〜ん、気持ちいい。
郊外に出ると風の匂いが違います。
20分以上は1317号線を走ったと思います。もうかなり郊外に来たなという感じのところに大きなガソリンスタンドがあって、そこで左折して4041号線に入ります。
そこからは5分程度だったでしょうか、パーキングを囲むようにお土産物屋さんや軽食屋さんが固まってあるところに到着。
ここが、サンカムペーン温泉の入り口です。
一人用浴槽で温泉を満喫する!
温泉は花と緑に囲まれた公園のような場所にあります。
いざ、一人100バーツの入場料を払って公園内へ。
市民にとってはピクニックに来るような感覚なんでしょうかね。ピクニックに来て、ご飯を食べて、ついでに温泉って感じでしょうか。
それにしても、まさかタイでも二重価格とは。
ネパールだとよくあるんですよね。観光地や交通機関の外国人料金。現地人50ルピーで、外国人500ルピーとかって。
それがタイでもあるとは。
外国人の入場料100バーツで、現地の人は40バーツ。
先進国の仲間入りするなら、それはないんじゃないかなあと思うけど、まあ、そこは今日は突っ込まないことにしてっと。
今日のメインの目的、温泉にさっそく行ってみよ〜!
さて、ここでは、温泉の楽しみ方はいろいろ用意されています。
温泉プール、お風呂、足湯などなど。
だけど、当然ここはお風呂でしょ!
浴槽入るの、日本に一時帰国以来だ〜〜〜〜。
お風呂は、バスタブのない掛け湯と一人用浴槽があって、掛け湯は20バーツ、浴槽は60バーツだけど、浴槽入りたくてききたのだから、ここは浴槽に。
本当は3人一緒がよかったけど、団体用の大浴槽は500バーツであまりにも値段が違うので今回は断念。貸しきったら気持ち良いだろうけどね〜。
ってなわけで、60バーツ払い、個別の個人用浴槽へ。
円いかわいい浴槽のある個室で、自分で好みの熱さにお湯を張ります。欲を言えば、脱衣所が別にあるとよかったのですが、60バーツで個室ですから、多くを望むのは罰当たりというもの。
日本の温泉の設備と比べたら、ちゃっちい気はしますが、それも目をつぶりましょう。
お湯の熱さは最高、水も勢いも十分で10分もかからないで浴槽はいっぱいに。硫黄の匂いのするつるつるのお湯、肌がすべすべになりそうです。
私はちょっと長めに入っていたかったので、お湯はぬるめで半身浴と肩まで浸かるのを繰り返して30分。たっぷり堪能させていただきました!
う〜〜ん、さすが天然温泉、私の乾燥気味の肌もツルッツルです。やったね。
温泉の後は、やっぱりマッサージでしょ
温泉の後、喉が乾いたので、飲み物を求めて外へ。
広い公園内、いつの間にか人が増えていて、屋台メシを食べている人、公園内の温泉水を流している川で足湯を楽しんでいる人(これは無料です)いろいろ。
冷たく甘い(タイのローカルコーヒースタンドではただ単にアイスコーヒーとオーダーするともれなくたっぷりの砂糖とミルクが投入されちゃいますので、ブラック砂糖なしで飲みたい人はオーダーするときに、忘れずに伝えましょう)コーヒーで喉をうるおしたら、やっぱりマッサージでしょ。
公園内の緑の多い木陰に設置されたオープンエアのマッサージ屋さん、なかなかいい感じです。
市内だったら、昼間、冷房のない戸外でマッサージなんて汗だくでしょうが、郊外だからでしょうか、周りが森だからでしょうか、空気も心地よく、リラックスした気分でマッサージがうけられます。
料金もフット、タイマッサージ、それぞれ1時間200バーツとチェンマイ市内と変わらぬお値段。
お風呂の後のマッサージということもあって、半分うとうと、トロトロ。タイマッサージ1時間のつもりが、あまりの気持ち良さに、追加でフットマッサージ1時間。
あ〜、時間あったらこのままここでうとうとしたい、足湯に浸かって帰りたいところでしたが、残念ながら4時間の時間切れ。
実は、朝早起きしたんで、朝食抜きで来ちゃって、風呂の前に朝ごはん食べちゃって、それで45分もつかちゃって、あ〜、もったいなかった。次回はちゃんとご飯食べてから来ようと思ったmiyachikaでした。
で、もう一つやり忘れたこと、ありました。
温泉卵を作ること。
ここ源泉が105度もあるもんで、卵がゆがけちゃうんですですよ。入り口でも、公園内のお店でも温泉卵にする用の竹かご入りの卵を売ってて、あ〜、やっとくんだった。
と帰る頃に思い出して後悔。
でも、まあ、次回の楽しみということでとっておくのもいいでしょう。
次はぜひトロトロとバイクで来て、終日まったりしたいなあなどと考えている最中です。