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ネパールに行くなら知っておきたい カトマンズの空港情報(出国編)

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ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

 

ナマステ~、ネパール在住ライターのみやちかです。

 

さて、2018年1月現在、カトマンズのトリブヴァン空港はネパール唯一の国際空港です。

 

最近、年に数回海外に行く私ですが、しみじみカトマンズ空港って、何もないなあと思います。

海外旅行の楽しみといえば、最後の空港での食事や買い物までと考えていたら、拍子抜けすること間違いなし。

 

今日は、そんな、愛すべき、アジア一使えない(かもしれない)空港、カトマンズ空港から出国する人のためのインフォメーションをお届けします。

 

ちなみに入国編については、

『ネパールに初めて旅行する人のための、カトマンズの空港情報(入国編)』

をご参考ください。

 

 

 

お見送りの人は空港内には入れない

 

普通、国際空港といえど、イミグレーション(入管)で出国手続きをする前までは、お見送りの人も入れるのが普通です。

 

が、カトマンズのトリブヴァン空港は、その建物の小ささの問題なのか、セキュリティ確保が難しくなるためなのか、お見送りの人は、空港ビルディング内には入れません。(実際とても中は狭いので、お見送りの人を中に入れてしまったら、大混雑してしまうため、無理でしょうが)

 

そんなわけで旅慣れているあなたも、全然旅慣れてないあなたも自力でチェックインしなければなりません。

 

そこで、空港入り口から、搭乗までの一連の流れをご案内しましょう。

 

 

空港入り口からイミグレーションの出国手続きまで

 

①空港ビルディングに入る

カトマンズの空港は、同じ敷地内ではありますが、国際線と国内線で空港ビルディングが分かれています。日本へ帰る人は、リングロードから空港ゲートくぐり、向かって右側にある、国際線に行ってください。

 

そこで、空港の入り口AとBを確認します。

 

モニターにフライト毎に案内されていますので、それでご自分のフライトを確認してください。

 

A、Bそれぞれの入り口では、係りの人がチケットとパスポートをチェックしています。お見送りの人とは、ここでお別れです。

 

②X線による荷物検査と身体チェック

次はX線マシンによる荷物検査と身体チェックです。ここでは、預け荷物、手荷物全ての荷物をX線マシンにかけます。その後、自分も身体チェックを受けます。

検査が終わったら荷物を受け取って、自分の航空会社のカウンターへ向かいましょう。

 

③チェックインカウンターでボーディングパスをもらう

航空会社のカウンターでは、パスポートとチケットを提示して、預け荷物を預け、ボーディングパス(搭乗券)をもらいます。

 

乗り継ぎで、そのまま日本へ帰る場合は、荷物が最終目的地まで届けられるようになっているかどうか念のため確認すると安心です。

 

最近、各航空会社とも預け荷物の重量制限に厳しくなっているようですので、オーバーウエイトしないように荷造りにはご注意ください。

 

④イミグレーションへ

ボーディングパスを受け取ったら、イミグレーション(出国審査をするところ)へ移動します。

イミグレーションは2階にあります。エスカレーターで上に上がるのですが、エスレーターの下に警備員がボーディングパスをチェックしていますので、提示してください。

 

エスカレーターを登ったら、出国審査です。

そのまま、Foreigner(外国人)と書かれた窓口に並びましょう。

 

窓口はずらっと並んでいますが、向かって右側の方にあるのが外国人用窓口です。

 

外国人は、出国カード(DEPARTURE INFORMATIONと書かれたカードです)の記入が必要です。

 

ここで、パスポートとボーディングパと出国カードを提示し、出国のハンコをパスポートに押してもらったら、無事出国完了です。

 

 

きらびやかな免税店ストリート…なんてもちろんありません

 

普通は、イミグレでたところで、パーっと照明が突然明るくなり、華やかなブランドショップやキラキラした免税店が並んでいるところですが、ここはネパール。

 

数店のおみやげ物屋と、主に酒とタバコの免税店、2件のエスレッソマシーンのあるお菓子屋さん、高めのレストラン一軒、航空会社のラウンジがある程度です。

 

しかも、免税店以外は、もしタメルでこの値段で売っていたら、ぼったくりと言われておかしくないくらいのいわゆる空港価格。

 

紙コップに入った、カフェラテが400ルピーだよ。

スナック菓子も市内の2倍くらいの価格ときた。

 

おみやげも特に街中より良いものを売っているわけでもない。

 

最終日の空港って、ツーリストにしたら、最後の食べて買う楽しみのある場所なんだと思うけれど、カトマンズの空港には、全くもってそれが抜けている気がします。

 

ですから、皆さん。

 

空港に行く前にきちんと食事は市内にてすませましょう。

 

お土産も空港のお店はバラマキしやすいお安いものはあんまりないので、市内ですませておきましょう。

 

飛行機乗るまでの間にちょっとしたスナック菓子を食べたいなら、市内で買っておくのがおすすめです。

 

子連れで日本に里帰りするときなんて、子どもはお腹がすぐに空いちゃうものだから、スナック菓子みたいなものは必携でした。

でも、空港のお菓子は高い。

それで、いつも家の近所でお菓子を買って、お菓子袋を娘に持たせてましたね。

 

でもでも、もし、あなたが、プライオリティ・パスが特典で付いてくる楽天プレミアムカードを持っているなら、カトマンズ空港、イミグレ出て、すぐ右手にあるラウンジが無料で使えます。

 

私は、まだ入ったことはないですが、カードをお持ちの方によると、なかなか快適だそうですので、利用してみてください。

 

 

セキュリティチェックを抜けたら待合室へ

 

このイミグレを抜けたところのお店のあるスペースは待合室ではありません。

実は、まだ最終のセキュリティチェックが残っているのです。

 

手荷物のX線チェックとボディチェックなのですが、このセキュリティチェックの先には、コーヒーなどの飲み物と軽食、スナック菓子類を販売する店が1店舗だけしかありません。

 

レストランで食事をしたい、少しお買い物をしたいという場合は、セキュリティチェックの前にすませましょう。

 

男女の列の長さの違いは5倍?

 

さて、このセキュリティチェックですが、男性の列と女性の列は別々になっています。

ボディチェックはボディタッチでのチェックもありますからね。

で、この男性の列は、女性の列に比べてかなり長いので、男性の方はここで時間を少々取られるかもしれません。

 

カトマンズ空港から飛行機で海外に移動する乗客ですが、ざっと見た感じ、ネパール人が70~80%、そのネパール人の中でも、半数以上が、出稼ぎ労働者のように見受けられます。そして、出稼ぎ労働者はほぼ男性。

 

そんなわけで、カトマンズの空港の男女比は極端に男性が多い割合になっているというわけです。

 

待合室のモニターはあてにならない

さて、最終セキュリティチェックを受け、ボーディングパスにチェック済みのハンコを押してもらったら、待合室へ移動です。

 

モニターにフライト毎に搭乗ゲートが表示されるんですが、なかなか表示されなかったりして、どのゲートの前で待てばいいのか迷います。

 

(搭乗ゲートといっても他の空港のような搭乗ゲートを想像してはいけません。カトマンズの空港の待合室は地上階にあります。歩きかバスで移動です)

 

私の経験から言うと、タイ航空の時は、ここ数年、いつも向かって一番右の5番ゲートを使用することが多いですね。

 

それ以外(インド行きとか)は、向かって左側の大きな待合室のゲートからのことが多いかな?

 

とにかく、搭乗時間が近づいたら、搭乗案内の放送を耳をすませるしかありません。一応英語でのアナウンスはあります。ただ、非常に聞き取りにくいので、同じ搭乗券を持っている旅慣れてそうな外人の近くに座るのが安心かもです(笑)。

 

(海外に出るのも飛行機乗るのも初めて、おいら村からやってきました、的なネパール人の側にいても意味ありませんので、念のため)

 

 

タラップを登って機内へ インド行きの飛行機はここでも最終荷物検査

 

さて、搭乗案内の放送がかかったら、搭乗ゲートへ向かいます。搭乗ゲートからは、徒歩、あるいは、バスに乗って搭乗する飛行機の前へ。

 

タラップを登って飛行機の中へ向かいます。

 

機内持ち込み荷物が重い人は、ちょっと大変ですが、なんとか頑張って荷物持ち上げてください。

 

そして、インド行き飛行機に乗る方に限り、このタラップの下で、最終荷物検査がありますので、

手荷物を開いて中身をチェックし、ボディチェックを受けてください。

インドの航空会社、ネパールの空港職員のチェックでは信用できないってことなんでしょうかね?

 

 

良い旅を、そして、またお会いしましょう

 

そんなこんなで無事、飛行機に乗り込めば、あとは飛び立つのを待つばかり。

 

旅行者にとっては、楽しい旅の終わり、いい旅をありがと~って感じで少しセンチな気分になるところでしょうか?

 

在住者にとっては、やった~、しばらくはマサラライフともネパリスタイルともお別れだぜい!と歓喜押し寄せるところでしょうか?

 

なお、ここに紹介した情報は、2018年1月現在のものです。いろんな物事が予告なしに変更されるネパールですので、その点につきましてはご了承を願います。

 

いずれにしてもみなさま、良いフライトを。

そして、また、ネパールに帰ってきてくださいね。

 

ネパールに初めて旅行する人のための、カトマンズの空港情報(入国編)

 

 

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

Comment

  1. アバター 榊原 晋 より:

    はじめまして。私は静岡県浜松市に住む榊原と申します。今度仕事で11月13日から17日までカトマンズに滞在します。お土産について知りたいです。バラマキ用にもっともよいものは何でしょうか?また子供のお菓子で一番メジャーなものも知りたいです。
    はじめてのコメントで不躾なのを承知で伺っております。ぜひ教えてください。

    • アバター miyachika より:

      こんにちは。コメントありがとうございます。
      バラマキお土産って難しいですね。
      ばらまいたほうがいいかのどうかその状況もわからないのでなんとも言えませんが。

      ネパール人が日本人に期待するのは、結構高級なお土産です。ユニクロの服くらいならまだ可愛いのですが、最も喜ばれるのがスマホ。
      海外に住むネパール人が、ネパールに帰省する時は、それこそ本当に大変で、スマホや、テレビ、バッグや、時計、ダウンジャケットなどお土産でいくら使ったんだと心配になるくらい。
      ネパール人に本当に喜ばれたければそういうものになるかと思います。
      百円ショップのものをばらまいてもあまり喜ばれないので、私は、バラマキ用にものは買いません。
      一回ばらまくと、毎回ばらまく必要があるし。
      お土産を買って帰るのは、家族と、ごく仕事の付き合いが深い人くらい。

      仕事関係で付き合いが深い人にはTシャツとかワイシャツとか。
      女性ならちょっとしたアクセサリーや口紅など。
      あとは、大家さんとか近所の子供には、まとめてお菓子って感じです。

      お菓子は、甘いものなら結構みんな好きですよ。
      チョコレート系、日本のものは美味しいってみんな言います。
      クッキーも日本のものは美味しいと言われますが、稀にベジタリアンで卵もダメな人もいるのも、クッキーは注意が必要かもです。
      あと、塩味系のもの、意外とポークエキスとかビーフエキスとかはいっているものありますよね。
      それも要注意。
      ビーフはまずご法度ですし、豚がダメという民族も多いです。

      ネパールの子供のお菓子でメジャーなものって、最近は、いろいろあります。
      ビスケットとか、ポテトチップス系(味はマサラ味だったりします)、ベビースターラーメンみたいなのとか、チョコレート、アメ。
      結構ありますね。

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