50歳から海外でフリーランスとして生きる

コムロイに願いを込めて、チェンマイから新年あけましておめでとうございます!

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ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

新年あけましておめでとうございます。

 

チェンマイにて、生まれて初、カウントダウンを野外で過ごし、ちょっと感動の元旦を迎えたmiyachikaです。

 

コムロイを飛ばしてみました。

 

感謝の気持ちと願いを込めて、飛ばしてみました。

紙製の小さな熱気球のようなものです。

たくさんのコムロイが空をゆらゆらと漂うさまは、きれいでした。

 

ただ、飛ばし方には、コツがあります。それを知らないと、火がついたまま落下したりします。ちょっと危険ですね。

 

そんなわけで、チェンマイのカウントダウンとコムロイの正しい飛ばし方についてお話しします。

 

 

ロイクラトンが有名だけど、新年でもコムロイを上げれるのだ

 

コムロイとは、紙製の熱気球とでも言えばよいでしょうか? 針金の枠に燃料を染み込ませた芯のようなものを設置。そこに火をつけ、紙製のちょうちんのようなものを熱で膨らませ、空中へと飛ばします。

 

本来は、11月頃(正確には陰暦12月)の満月の夜に開催されるタイの2大祭りの一つ、ロイクラトンの日に上げられるもの。

 

ロイクラトンと言えば、普通は灯籠流しを思い浮かべる人が多いかもしれません。バナナの葉で作ったクラトン(灯籠)を花で美しく飾り、線香とロウソクを灯して川に流す(ロイ)のです。クラトンを流す(ロイ)から、ロイクラトン。農業には欠かせない水の精霊に感謝を捧げるとともに、自らの罪や汚れを流して魂を清めるためなのだそうです。

 

が、チェンマイでは、クラトンを流すのはもちろんですが、コムロイという紙気球が打ち上げられるんです。天上のブッダに感謝と祈りを込めてゆらゆらとコムロイが空に昇っていく様は幻想的です。

 

でも、前回のチェンマイ訪問では時期が合わず、見損ねてしまいました。

 

残念に思っていたら、実は、新年のカウントダウンでもコムロイが上げられるという話

 

日本から年末年始の旅行でチェンマイにちょうど滞在している、カトマンズ時代の友人Iくんもぜひ見たいということで、せっかくの機会、娘と私とIくんの3人で、出かけてみました。

 

新年のコムロイ上げは、ピン川の近辺か、旧市街のお濠の周りで9時以降あげてられるということ(火のついたものを飛ばすので場所限定です)。

 

私たちは、ツーリスリトらしく、ターペーゲートを目指して夜の10時に家を出ました。

 

 

コムロイの上げ方にはコツがある、失敗したら縁起悪いどころか事故になるので要注意

 

ターペーゲートの到着したのは、夜の10時半過ぎでしたが、すでに多くの人がコムロイを上げていました。

 

道端にはたくさんコムロイ売りの人がいます。せっかくなので、見るだけじゃなくってあげてみたいじゃないですか。

 

コムロイ売りの人から1つ100バーツにて購入。紙と針金とワックスペーパーでできたコムロイの原価はいくらじゃ、暴利か! とも一瞬思わなくもなかったのですが、ここは縁起ものです。値切らず3つ購入。

 

ただね、まるっきりの素人三人組です。どうやって飛ばせばいいのかわかりません。そうだ、それにライターもマッチも持ってない。火をつけなきゃいけないんですものね。必要です。

 

と、ちょうど上げ終わった、タイ人のお兄ちゃんに、火を貸してとジェスチャーで話しかけたら、上げるのを手伝ってくれました

 

これが(多分)タイ人式正しいコムロイの上げ方です。失敗すると、縁起が悪い気分になるし、下手すると事故になるので、みなさんも参考にしてください。

 

 

タイ人のお兄さんに教わった(多分)正しいコムロイの上げ方

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1. まず、火を付ける丸い芯があるのですが、まん丸なんです。ワックステープをぐるぐる巻きにし感じ。これ、このままだと火が満遍なく全体につきにくいので、端っこをちぎるようにして、ロウソクの芯のように灯火しやすいポイントを円の周りに四つくらい作ります。紙なんで手で簡単にちぎれます。円のまわりに四つ棘が飛び出ているような感じにします。

 

2. そしたら、紙のらんたん部分を広げて、頭の部分を持ちます。長い筒型になっています。

 

3. 下から、さっき作った四つの棘にライターで灯火。

 

 

4. 中の空気が温まるまで、しばらく待ちます。

 

5. 筒の先っぽまで温かい空気で満ちてきたら、手を持ち替えます。下の金具の部分を両手で持って、コムロイを頭の上に持ってきます。

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ここで十分にタメないと勢いよく上に上がりませんので、ここは十分にタメてください。(タメが少ないと、低空で風に流されて、電線に引っかかったり、木にひっかかります)

 

6. 十分にタメたら、感謝と願いを込めて手を放します。

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見ていると、結構、失敗する人もいるんです。タメが足りないせいで低空飛行になっていろんなものに引っかかるパターン。火の周りが不十分で、途中で火が消えちゃうパターン。コムロイを広げる時にどこかを破いてしまっているパターン等々。

 

もちろん、前提として、木の近く、電線の下での灯火はやめしょう。

 

とっても綺麗なんだけど、失敗するとちょっと危ないです。

 

こんなイベントがよくこんな街中で開催できるものだと、チェンマイ市の寛大さに、驚くくらいです。日本じゃ、多分、許可でないでしょうね。

 

だからこそ、正しいコムロイの上げ方をマスターして、安全に楽しくこのイベントを楽しみたいものです。

 

 

感動のカウントダウンと新しい年の始まり

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恐る恐るだった私たちですが、一回コツを覚えてしまうと、結構コムロイを上げるのが楽しくなってきました。3つ買ったので、娘と、Iくん、それぞれのを楽しく上げました。

 

カウントダウンに合わせて上げるって手もあったのですが、カウントダウンは見るのに専念したかったので、早めに終了。

 

そして、いよいよカウントダウン突入です。

 

誰ともなく掛け声が始まり、10、9、8、7のカウントダウンが始まりました。

 

3、2、1、0〜〜〜〜〜〜!

 

で、タメてたコムロイが一斉に夜空に!

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ロイクラトンの時のコムロイの数にはかなわないかもしれないけれど、でも、とても感動的で美しい光景でした。

 

そして、コムロイを上げているみんなの顔が幸せそうで、それも素敵

 

世界中の人が、こんな風に笑顔で新年を迎えられる世界でありますように!

 

そんな気持ちになりました。

 

 

さいごに

 

実は、私、今年大台です。

 

アラフィフというか、ジャストです。

 

新な50年の始まりの年の(って、100歳まで生きるつもりか?)始まりとしては、とても、素敵な元旦を迎えることができました。

 

いつになく、イベントの多い年末年始で、ちょっとバタバタしていて、原稿の締め切りとかもあって、ちょっとオタオタしておりますが、この一年をどんな年にしたいのか、今年の抱負は、ちょっと落ち着いて、三が日の間に考えようっと、なんて思っているところです。

 

迷った時の道標となるように。

 

そして、50歳折り返しの節目の歳です。初心に戻って、また新たな一歩を恐ることなく踏み出せる自分でありたいなと思います。

 

では、皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

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ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

Comment

  1. アバター 大原美穂 より:

    チェンマイに住んでいる者です。ブログなどにコメントするのは初めてなのですが、広島ご出身、同世代、チェンマイにも時々来られている、しかも私が次に行きたい場所ポカラにお住まい。。。そしてアレルギー克服?? これは!! と思ってメッセージさせていただいてます。私は広島市の出身ですが、父が瀬戸内の島出身なので、ますます親近感でした。ブログ、すべてのカテゴリーで有効活用させていただきます!

    • アバター miyachika より:

      ありがとうございます。
      ポカラ、いいところですよ。
      ぜひ、いらしてくださいね。

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