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ドラマ『逃げ恥』のアラフィフ百合ちゃんに共感! 自分で自分に呪いをかけるのはやめよう!

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ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

 

こんにちは、日本のドラマ大好き、ミーハーなアラフィフ女子のmiyachikaです。

私の2016年秋のイチオシドラマは、巷でも人気の「逃げるは恥だが役に立つ」です。

第8話の主人公みくりのママの家庭も仕事も続けるには意志が必要」ってセリフにも大共感でしたが、最終回も出ました、名言!

「 自分に呪いをかけないで! そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい」

というみくりの叔母、アラフィフの百合ちゃんのセリフ。

アラフィフ女子としては大、大、大共感の一言なのでした。

そうなんです。私たちは、実はたくさんの呪いを、気づかないままに、自分で自分にかけているのかもしれないのです。

あなたも、実はたくさんの呪いを自分にかけているのかもしれません。

そんな呪いからは、さっさと逃げるが勝ちです。こういう逃げならありでしょ?

 

 

ちらほらと名言も飛びだす、妄想とパロディ満載のラブコメ「逃げるは恥だが役に立つ」

 

普段ネパールのポカラのような田舎町に住んでいる私にとって、ささやかなながら最大の楽しみが日本のドラマを見ること。毎シーズン、今回はどんな面白いドラマが見られるかな〜と楽しみにしております。

ネットで新ドラマ紹介を調べては、始まる前から、今期は何を見ようかなあとあれこれ思い巡らす私。

でもね、最近のラブコメドラマは、ハズすことも多く、しかも少女漫画が原作の「逃げ恥」には、正直期待してませんでした。

でも、何気に見た第1話で、ハマっちゃいました(笑)

だっ〜て、出だしから、情熱大陸のパロディ。

ガッキー(新垣結衣さん)演じる主人公みくりちゃんの妄想が面白すぎる〜!誰だ、このセンスのある脚本家は、と思わずほくそ笑んでしまう私。

そんなわけで、毎週火曜日のお楽しみは「逃げ恥」に決定!

思わず笑ってしまうガッキー演じるみくりちゃんの妄想、自尊感情が低すぎる星野くん演じる平匡さんの独り言など、突っ込みどころ満載な上に、初々しい二人のやりとりが可愛すぎるドラマなのですが、この脚本家さん、時々、ものすごく、ぐっとくるセリフを突っ込んでくるんですよね。

そして、最終回である今回の名言がこちら。

『自分に呪いをかけないで。そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい』

いや〜、アラフィフ女子の私にとって、大共感の一言でした。

 

 

女性は若い方が価値があるという呪いにかかってしまっている多くの女性達

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どういう設定でこのセリフが出てくるのかが、わからないとピンとこないと思いますで、簡単に話の筋を説明しますね。

 

主人公みくりの伯母、百合ちゃんは独身アラフィフのキャリアウーマン。その彼女に想いを寄せる風見くんは、百合ちゃんよりも17歳も年下です。

そこに、20代という若さと美貌を武器に、その風見くんにぐいぐいと猛烈アプローチをかけるも、さらりとかわされて、プライドをいたく傷つけられちゃった杏奈ちゃんがご登場。

振られた腹いせなのか、なんなのか、百合ちゃんに突撃、「50にもなって、若い男に色目をつかうなんて、虚しくないですか?」と突っかかります。

その時に、百合ちゃんは彼女をこんな風に諭します。

あなたは、随分と自分の若さに価値を見出しているようだが、今、あなたが価値がないと切り捨てたもの(=つまり、老い)は、これから自分が向かっていく未来である。自分が価値がないと、バカにしていたもの(つまり、老い)に自分がなることは辛いこととは思わないのか? と。

そして、この名言が続くのです。

『私たちの周りには、たくさんの呪いがあるの。あなたが感じているのも、その一つ。自分に呪いをかけないで。そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい』と。

 

ここでいう、呪いとは、「若い女性の方が、価値が高い(魅力的)」ということ。つまり、逆に返すと「老いた女性は価値が低い(魅力がない)」とも言えます。

 

そして、

そんなこと、自分は思ったことない!

って、言い切れる人が一体何人いることでしょう?

 

ここでいう呪いとは、既成概念とか思いこみとかに言い換えることができると思うのですが、この呪いは、案外、多くの日本人女性がかかっているのではないかと思います。

 

現実には、若い女性以上に、アラフィフ女子の方がより深刻にこの呪いに囚われているいるようにも思います。実際、杏奈ちゃんを諭すように、このセリフを言った百合ちゃんも、年齢を理由に、一度は風見くんからの交際の申し込みを断っているのです。

それだって、「男は老いた女性には魅力を感じない」という呪いにかかっているからじゃないのかなと思ってしまうのです。

アンチエイジングをうたったものが売れるのは、きっとのこれらの呪いのおかげです。

そして、私自身を振り返ってみても、その呪いにかかってないかというと、かかっていないとは言い切れません。

やっぱり、自分の歳は気になるし、年齢よりも若く見られた方が嬉しいし、アラフィフとかって、自分で先回りして宣言しちゃうのだって、その呪いの裏返しなんだと思うから(笑)。

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私たちの周りは、たくさんの呪いで溢れている

 

「若い女性の方が、価値が高い」という呪い以外にも、実は、私たちの周りには、たくさんの呪いが溢れているように思います。

 

  • 「家事は、女性の仕事である」
  • 「髪が薄い男性は、女性にもてない」
  • 「有名大学に行くことが、安定した未来につながる」
  • 「有色人種よりも、白人の方が優れている」

 

たわいもないものから、社会問題になるようなものまで、呪いの種類や重みも様々です。

 

そんな中で、私たちが、自分にもっともよくかけてしまう呪いが

「どうせ、私なんて、才能も取り柄もないつまらない人間だから」

というものではないかと思います。

 

私なんて、この呪いに20年近くかかってましたね〜。

成功している人、活躍している人を見ると羨ましいくせいに、自分はどうせ、才能がないから、なんの取り柄もない人間だからと、いじけて何もしない。これ、はたから見たら、ほんっと情けないんですが、その落ち込みのループにはまっている時は、なかなかそれから抜け出せないものなんです。

心の底では、自分から逃げて楽しているだけだって、わかっているんですけどね。やって失敗するのが怖いから、謙遜している振りで、やるのを避けているだけ。

そして、それが、自分を応援してくれている人をどれだけ裏切っているかも気づかないまま、自己憐憫にひたっている。

自分を卑下するのって、本当にやっかいな呪いです。

これって、自分自身の精神を知らない間に傷つけているし、自分の魂を裏切り、自分を愛する人を裏切っているようなもの。

 

あなたがなんの才能もなくて、取り柄もなくて、つまらない存在価値のない人間だったら、誰がそんなあなたを愛して応援してくれるでしょう。

そして、あなたの魂は、あなたが自己否定することを目的に生まれてきたわけじゃないのです。

そんなものは、単なる「呪い」なんです。そんな呪いからはさっさと逃げ出しちゃうことです。

逃げることは恥じゃないんです。時には、逃げることが有効なことだってあるのです。

 

 

さいごに

 

つまるところ、呪いをかけるのも自分自身であるならば、その呪いを解くのも自分にできるということです。

というか、自分でかけた呪いは、自分にしか解けないのかもしれません。

呪いを振り払うかのように、勇気を出して、17歳年下の彼との交際に踏み切った百合ちゃんのように、私も、勇気を出して、アラフィフからの仕事始めに取り組んでいけたらなあと思いつつ、最終回を3回も見直してしてしまいました。

(そんな暇あったら、原稿書けよ〜!と、自分で自分に突っ込みを入れつつも…)

 

 

 

 

 

 

 

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