50歳から海外でフリーランスとして生きる

フリーランスという働き方は、本当に自由なのかを考える!

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ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

 

 

こんにちは、フリーランスライターのみやちかです。

なんていう風に自己紹介すると、

「いいですよね〜、フリーなんて、自由で。うらやましい!

なんて言われちゃいます。

 

しかし、その実態は、どうなのか!?

フリーランスは、本当に自由なのか?

今日は、フリーランス経験2度目の私が、自分の経験からフリーランス論を語っちゃいます。

 

 

会社や組織に束縛されずに働く形

 

私は、この人生で2度、フリーランスで仕事をするという経験をしています。

最初は約20年前、会社を辞めて、フリーのライターをしていた時。

そして、2度目は今。いろいろ考えた末、自営業のカフェを辞めてフリーランスのライターとして再出発です。

 

フリーランスで働くということは、社員としての雇用契約を交わさずに、個別に仕事を請け負う形で働くということです。

仕事の案件別の契約社員といってもいいかもしれません。

 

私のやる仕事は、受けおった仕事を遂行することのみ。

毎月の営業会議にわずらわされることもなく、参加したくもない飲み会で部長にビールをつぐ必要もなくなります。

毎朝、満員電車に乗って通勤する必要もなくなるし、勤務時間も自分で選べるし、休みたい時は休めます。

 

だから、満員電車に乗って、毎日通勤して、新婚旅行で休むのにも周りの人に気をつかっている会社員からみたら、『うらやましい』ってなっちゃうのもわからないではないです。

 

 

『自由』にもれなくついてくるもの

 

フリーランスで仕事をするということは、会社や組織のルールに束縛されないということですが、それは、自分で仕事のスタンスやルールを決めねばならないということでもあります。

どんな仕事を請け負うのか、どのように仕事に取り組むのか、報酬はいくらに設定するのか、自分の自由意志による選択で決められます。

 

しかし、自由には、責任がついてきます。自由な代わりに、なんの保障もありません。

 

来月も仕事がある保障もない。

産休や病欠という制度もない。

仕事した分はもらえるが、仕事しなければ収入はなし。

 

そして、仕事は自分で探してこなければなりません。

マーケティングも、営業も自分だし、経理も自分。営業してとってきた仕事の作業をするのも自分。回収まで自分。

 

全部、自分。

 

やった分は、全部自分に返ってくる。でも、やらなかったことも、全部自分に返ってくる。

それが、自由ということです。

 

 

フリーだからこそ、仕事を選べないこともある

 

フリーランスの生活が成り立つのは、クライアントさんあってです。

クライアントさんから仕事をもらって仕事する以上、クライアントさんの要望に沿って仕事しなくちゃいけません。

 

ま〜、依頼が殺到すれば、やりたくない仕事を断ることもできますが、引く手数多のフリーランスになるには、営業力や人脈に加えて、それなりの実績と経験が必要でしょう。

確かにそういう人も中にはいるかもしれません。

が、世の大多数のフリーランスは、そうじゃないんじゃないかと私は思うのです。

 

フリーランスにとって、一番の不安は、来月も仕事があるのか?ということではないでしょうか?

来月は今月以上に稼げる可能性もあるかわりに、来月は仕事があんまりない可能性だってあるのがフリーランスというもの。

 

だから、仕事が選べるはずなのに、その不安から来た仕事を全部引き受けてしまうという、会社員時代以上に泥沼にはまってしまう可能性もあるわけです。

 

そうなると、なにが自由なものやらです。

でも、なんでもかんでも請け負っていると、自分で自分の首を絞めることにもなりかねません。

このあたりのコントロールができるかできないか、そこがフリーランスでやっていけるかどうかの境目になるのかもしれません。

 

 

フリーだからこそ、質に対するプレッシャーも高い

 

長期契約、継続的契約の仕事も中にはありますが、会社員以上に、会社の経営状況や、仕事の質の問題で、簡単に仕事を切られる確率が高いのもフリーランスです。

 

常に、いい仕事をあげないと、いつ仕事がなくなるかわからないというプレッシャーは常にあります。

だから、毎回、毎回、ベストなものを出したいと、気合も入ります。

今日の仕事の内容次第では、次の仕事が来るか来ないか決まるといっても過言ではないからです。

 

そう思うと、安い単価の仕事も手を抜けなくなってしまいます。いい加減なものをあげてしまうと、そういう仕事をする人間だと思われてしまいます。

そして、一旦、ついてしまった評価やイメージを覆すのは、大変なのです。

 

だから、安易に安い仕事を引き受けてはいけません。それは、さらに、自分の首を絞めることになってしまうからです。

とはいえ、実績のないうちは、なんでも受ける覚悟も必要です。

 

フリーランスとして、十分な実績と経験がなければ、そうそうおいしい仕事があるわけがありません。

 

 

それでもフリーランスを選びますか?

 

なんて、ちょっと厳しい話をしましたが、ごく一部の売れっ子さんをのぞいたら、フリーランスって、そんなに『うらやましがられる』もんじゃないと思うんですよね。私。

 

でも、それでも、私がフリーランスを選ぶのはなぜか。

 

それには、人生における優先順位も関係してくると思うんです。

肩書き、権力、社会的地位、安定した生活、高収入、人づきあい、家族とのふれあい、趣味の時間などなど。

人生において何に重きをおくのかってのは、人によって違うんですよね。

その優先順位によって、働く形態もきっと変わってきます。

 

私は、場所に縛られたくないなと思ったんです。私を取り巻く状況がここ数年で大きく変わってしまったので。

それで、店舗とかオフィスとか、決まった場所に毎日いく必要がない仕事がしたいと思った。で、その結論がフリーランスライターでした。

 

また、個々の個性にもよるかと思います。組織に向いている人、向いてない人っていると思うんです。どっちがいいという話ではなくて。

 

私は、自分の意にそぐわないことしたり、付き合いの飲み会とかいくと、ストレスで病気になっちゃうやつなんで、日本の会社員は向いてなかったんでしょうね。

ま〜、そうはいっても、ネパールの社会でかな〜り、もまれましたから、今なら日本で会社員やっても、昔よりは柔軟に対応できそうですけどね。

 

 

ただね、本当にうらやましいと思うなら、フリーランスなっちゃえばいいと思うんです。

でも、想像しているほど、自由じゃなかったからっていっても、私を責めないでくださいね!

 

でも、私だって、目標は、引く手数多、仕事が選べるフリーランスライターですよ、もちろん。

とりあえず、今年の目標は、文字単価アップと実績づくりですが。

 

 

 

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