体が硬いからヨガは無理!? いえいえ、体が硬い人こそヨガでしょ!
こんにちは〜、ネパールのポカラ在住、セルフヨガ歴15年のmiyachikaです。
ヨガというと、体が硬い人には無理! ってイメージを抱く人も多いと思うのですが、実は、全然そんなことないんです。
えっへん、実際、私だって、そんなに体は柔らかい方じゃありません。(って自慢することじゃないけどね)
けどね、体が硬い人こそ、ヨガの効果が、ものすごく即座に感じられるし、やって得こそすれ、損することはないと思うんです。
それにね、50歳からでも、60歳からでも、体というものは、動かせば、可動範囲が多少なりとも広がるものなんです。
体が硬いと嘆くアラフィフやシニアの方々にも、若返り効果期待大で、自分のペースでできるヨガ、絶賛おすすめ中です。
この記事のもくじ
体が硬い? それなら、ヨガを始めるべき
本当に、私、体、そんなに柔らかい方じゃないんです。ヨガを15年しているというと、前屈した時に、おでこが膝にくっつくくらい曲がると思われてますが、そんなこと、全然ありません。手の平を床につけるのもやっとこさ。
でもね、ヨガを始める前は指先がやっと床につくかつかないかという状態でしたから、これでもすごく進歩しているんですよ!フフン!(と、自慢するほどではないですが)
(ちなみに私がヨガを始めるきかっけについては、「ネパールでヨガを始めたら、体力だけでなく、気力もアップしたというお話」で紹介しています)
ヨガを始めようかどうかと迷っている人の中には、体が硬いから無理という人もいるようですが、実は、そんな心配は無用です。
というか、むしろ、体が硬いという自覚があるなら、ヨガをすべきです。何もしなくっても柔らかい人は、ヨガのポーズをわざわざ毎日とる必要ないんじゃないかと思っちゃうくらいです。呼吸とか瞑想やった方がいい。(現在、ヨガといえば、日本では、アーサナと呼ばれるヨガのポーズをとるエクササイズのことを指すことがほとんど思います。本来、ヨガは、人生道であり、アーサナと呼ばれるヨガポーズは、ヨガのほんの一部分にすぎないのですが、この話を始めると、一冊の本になっちゃうんで、今日ははしょりますね。ちなみにこの記事では、ヨガは、アーサナと呼ばれるポーズのことを示しています)
体が硬い人こそ、今すぐ、ヨガを始めましょう。もう齢だし、今さら無理と思う必要もありません。どんな人でも、何歳からでも始められるのがヨガのいいところ。
体というのは、何歳になっても、動かせばそれに応えてくれるものです。もちろん、若い体の方が反応は早いかもしれません。でも、ある程度の歳がいった人こそ、体のメンテナンスの必要性は大きいのです。
体の柔軟性がアップすれば、怪我をすることも減るという私の実感
ヨガのアーサナ(ポーズ)は、ストレッチの要素も多く、どんな人でも、続けることで柔軟性は確実にアップします。
そして、私が一番に感じたこと、柔軟性がアップすると、怪我をしにくいということ。あるいは、怪我をしても軽傷で済むってことです。
バスケ部時代の怪我の名残なのか、骨盤の歪みからくる足の長さが左右で微妙に違うことからなのか、私は、よく平地で足首をひねります。(何にもないところで一人でこけているので、かなりカッコ悪くもあります)
ただね、ヨガを始めてから足首がかなり柔らかくなったと思うんです。だから、同じように足首をひねった場合でも、その後の治りが全然違ってるんです。
足首の可動範囲が広がったから、同じようにひねった場合もダメージの大きさが違うんでしょうね。90度曲がるところを120度曲げてしまうのと、110度曲がるところを120度曲げてしまった時の負荷の違いっていうんですかね。
体が柔らかいってすごい!と思いました。
でも、これ以外にも体が柔らかいことのメリットってたくさんあるんですよ。
体が柔らかい人のメリット
- 怪我をしにくくなる
- 肩こり、腰痛になりにくい
- 基礎代謝があがり、血行もよくなる
- 疲れにくい
- 心身の老化予防になる
なんと、素晴らしいことではないですか!
柔軟性がある方が怪我をしにくいというのは、スポーツ界でも常識ですから、異論はあまりないところと思います。
そして、疲れにくく、基礎代謝があがるということは、体を若々しく保てるということでもありますよね。アラフィフ女子としては、もう始めるしかありません(笑)。
体が硬い人こそ、ヨガのポーズの効果が最大限に感じられるのだ!
柔軟性が重要なことはわかった、でも、本やDVDあるようなポーズなんて、とっても無理? と思っちゃう人も多いと思います。
はい、それはもちろん、初心者には無理です。でも、本やDVDにあるようなポーズをとることが、アーサナの最終目的ではありません。
必要な場所に必要な負荷をかけて、柔軟性を増すとともに、筋肉や筋を十分にゆるめてあげることができていれば、それでいいのです。
だから、ポーズの見た目が写真に近いかどうかより、そのポーズでかけるべき場所にかけるべき負荷がかかっているかどうかの方が大切です。
それぞれのポーズで、負荷をかける体の部分は違います。腹筋だったり、肩の周りの筋肉だったり、腰だったり、様々です。
大事なのは、アクロバットなポーズができることよりも、一つひとつのポーズで体のどこに負荷をかけるべきかを、ちゃんと理解して、その部分に適度な負荷(ヨガの場合は、ストレッチということになりますね)をかけてあげること。
この適度な負荷という部分も非常に重要です。楽にポーズが1分間保ち続けることができるなら、ストレッチが足りないということになります。5秒も持たないという場合は、ちょっと負荷をかけすぎなので、少し緩めてあげましょう。
軽く痛いけれども、心地よく伸びている感じもある、俗に「痛気持ちいい」とい言われる状態でポーズをホールドしてあげるのがベストです。
でも、それがつかめるのには、常に、自分の体に意識を向け、体の声を聞く訓練が必要です。そのちょうどいい加減を見つけることが、とても重要なのですが、それは、ヨガの先生でも教えることはできません。
あなた自身が、自分の体の声に耳を傾けながら見つけていくしかないのです。
この声を無視して体に負荷をかけると、体の柔軟性を高めるどころか、逆に体を痛めることがあります。
ヨガの講師が講師であるがゆえに、見栄えのよいポーズの完成度を目指すあまりに体を壊してしまうという話を聞いたことがある人もいるかもしれません。
ヨガは競争でも、アクロバットでもありません。それを間違えると、効果どころか怪我にもつながりますので、この点はじゅうぶんな注意が必要です。
でも、その声が聞こえるようになると、あなたのヨガは、その効果が倍増すると言っても過言ではありません。そして、体の硬い人ほどに、その効果の大きさが実感できることと思います。
体だけでなく心も柔軟にしてくれるヨガ
また、別にヨガなくても、ただの柔軟体操でも、ストレッチ運動でもよくね?、と思った方もいると思います。
確かに、ただの柔軟体操でもストレッチ運動でも、十分に体の柔軟性はアップします。
が、体と呼吸を合わせて行うヨガの方が運動としては優れています。ヨガのポーズを行う時は、意識を体と呼吸に集中させます。ポーズをキープしている間の意識は、ストレッチがかかっている部分に向けます。
体と呼吸に意識を集中させることは、心を穏やかにし、集中力をアップさせることに役立ちます。私の場合は、ネガティブループから抜け出すきっかけにもなりました。
ヨガが柔軟体操や、ストレッチ運動と大きく違うのは、この心への効果の違いであると言えるでしょう。
呼吸法を取り入れたヨガは、実践する中で、自律神経のバランスを調整し、副交感神経を優位にして、リラックス効果をもたらせてくれます。
体の柔軟性だけなく、心の柔軟性をもアップさせてくれるのがヨガの魅力。
ほら、ヨガ、してみたくなったでしょ?
さいごに
今まで一回もヨガをしたことがない人は、やはり、最初はヨガ教室に通うのがいいと思います。
私の場合は、5年くらい、何人かの先生について習いました。今でも、時々、飛び込みクラスを受けたりします。
でも、ヨガのポーズの基本をマスターしてしまえば、自宅でセルフヨガができてしまうのも、ヨガのいいところ。
そして、最後にもう一回、言います。
体が硬い人ほど、ヨガに向いてますよ! って。
若さをキープしたいアラフィフ女子にもオススメですよ! って。