50歳から海外でフリーランスとして生きる

アジア人と国際結婚して海外移住した日本人女性がストレスに感じる5つのこと。

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ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

 

こんにちは、ネパールからフリーランスライターのみやちかです。

 

ネパールで暮らすうちに、思いがけず国際結婚することになった私ですが、 国際結婚した友人と話していると、国は違えど、アジア人との結婚生活における日本人女性が感じるストレスには、共通したものが見えてきます。

 

アジアは、まだまだ大家族制度が基本であり、男尊女卑の考えも残っています。さらに生活水準が日本よりも低く、日本との経済格差が大きい国もまだまだあります。

 

愛があれば、環境の問題なんて、たいしたことない! 結婚する前はみな大抵そう思っているものです。

 

もちろん、愛は尊いものです。でも、結婚は愛だけで成り立っているのではないのです。

 

特に、日本ではなく、結婚相手側の国に住もうと思ったら、宗教の問題、食生活の問題、言葉の問題、生活習慣の違いの問題など、いろんな問題が降りかかってきます。

 

結婚は日々の生活なのです。

 

だからこそ、ネパール、インド、中国、タイ、ベトナム、インドネシアなどアジア人と国際結婚し、ご主人の国へ移住しようと考える日本人女性に、ぜひ知っておいてほしいと思うのが、今から紹介する経験者が語るストレスに感じる5つのことです。

 

 

(まだ結婚してないけど、アジア人と結婚を考えている人には、『その結婚ちょっと待ったぁ〜! アジア人と国際結婚を考えている女性が覚悟したい3つのこと』をどうぞ!)

 

 

1.嫁の立場は一番低い

 

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大家族制度が基本のアジアの家の中で、一番偉いのは家長である、お父さんあるいはおじいちゃんです。そして、一番立場が低いのが、嫁です。

 

家の仕事をしてくれる女性が必要だから結婚する。

農家など人手がいくらあっても足りない村では特に、嫁は給料を払わなくてもいい家政婦のような存在であったりします。

 

ご飯を食べるのも、お風呂に入るのもなんでも最後なんてことも珍しくありません。

 

私の友人は、ご主人の親と同居していましたが、彼女は、末っ子のお嫁さん。家には、お父さんお母さん夫婦を始め、長男夫婦、次男夫婦も一緒に住んでいました。その全ての洗濯は末っ子の嫁である彼女に回されていたといいます。

 

私は洗濯おばさんじゃな〜〜い!

 

叫びたくなる気持ちも、十分わかっちゃいます。

 

結婚前のあのお客様扱いは一体なんだったのか? 嫁になるとここまで扱いが違うのかと愕然としてしまいます。

 

 

 

2. 家族&親戚優先、嫁はいつも後回し

 

大家族制度が基本になっているアジアでは、親戚の数も、親戚付き合いする範囲も半端ありません。

 

結婚式に呼ぶ親戚だけでも200人、300人は普通のこと。いとこにはとこ、またいとこ、日本じゃ親戚付き合いなんか、ほとんどないような範囲までしっかり押さえてあるのがアジアのすごいところ。

 

でも、日本人嫁にとったらこのディープな親戚付き合いは理解できないばかりか、かなりのストレス。

 

何しろ、家にはいろんな親戚が度々やってくるし、その度に食事の世話、寝床の世話など、仕事が増える増える。

 

しかも、結婚前はあんなに自分を優先してくれた夫も、結婚後は、妻を家政婦扱い。親戚とのおしゃべりや飲みに忙しく、全然自分の話を聞いてくれやしません。

 

嫁の話を聞くまえに酔いつぶれてしまう夫の態度にストレスはうなぎのぼりになっちゃうのです。

 

 

3. 役に立たない嫁という陰口

 

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役に立たないといわれちゃえば、そりゃそうかもしれません。

 

伝統的な料理も作れないし、お祭りの準備だってできないし、勝手のわからないことだらけの上に、力仕事も全然できない。日本のような便利な社会からやってきた嫁は、アジアでは役に立たないことも多いのです。

 

でもね、生まれも育ちも違うんだから、そんなこと、わかりきったことじゃないですか。それでも、叩かれる陰口に、そうはいっても傷ついちゃうものです。

 

というか、外の世界を知らない村人にとっても、なぜ日本から来た嫁がこんな村の女性なら誰でもできることができないのか、理解を超えているのかもしれませんが。

 

 

4. 生活水準、経済的水準の違いからくるストレス

 

今以上に便利になるのであれば、人はその環境にたやすく慣れることができるのに、その逆で今よりも不便になることは大きなストレス以外の何物でもありません。

 

そして、アジアに移住するということは、たいていの場合、日本より不便になると思っていた方がいいし、日本より衛生状況がいい国は少ないのです。

 

トイレやバスルームが綺麗じゃないとだめ、という人には、アジア暮らしはかなり厳しいかもしれません。何しろ、旅行じゃなくて、毎日の問題ですから。

 

そして、日本へ里帰りするのに必要な経費は自分で稼ぐくらいに考えていた方がいいでしょう。

 

たまには日本に帰って息抜きしないと、アジア暮らしはなかなか長続きしないものです。

 

 

5. 息子を産めというプレッシャー

 

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嫁の最大の仕事は息子を生むことである!

 

アジアでは、まだまだそう考えている国の方が多数派です。そのプレッシャーたるや、息子を産めない嫁はいらんとばかり。

 

子供を産むのは夫婦の問題ではなく、家の問題になっちゃっているから大変です。

 

せっかく赤ちゃんを産んでも、娘だとがっかりされるって、本当に悲しいものです。

 

ましてや、赤ちゃんを授からなかった日には、嫁失格と言われることだってあるのです。

 

 

最後に

 

国際結婚して、配偶者の国に住む場合のストレスをあげてみましたが、もちろん、誰もが同じようにストレスを感じるわけではありません。

 

でも、こういう状況があり得るとあらかじめ心得ておけば、対処の方法もあるでしょう。

 

それに、大家族制度のいいところだってもちろんあります。

 

子供はみんなで育てるという風潮があるので、育児ノイローゼになる人は少ないと思うし、病気の時なども、親や親戚が手伝いに来てくれるのは心強いものです。

 

核家族化してしまった日本が忘れてしまった面倒くささと温もりがあるアジアでの結婚生活。いろいろなストレスを乗り越えて、今日もたくさんの日本女性たちはたくましく生きています。

 

 

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