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【現地ライターオススメ】旅行者タイプ別 ネパールの楽しみ方

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ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

 

 

ナマステ〜、久しぶりに、登場します。自称、勝手にネパール観光大使のミヤチカです。

最近、ヨガや娘の受験の話など、私のプライベートネタが続きましたので、久しぶりに自称、観光大使(笑)としての記事を書いてみたいと思います。

日本では、まだまだ認知度も人気も低いネパールですが、実は、アジアの中では、ピカ一に観光資源の豊富な国なんです。

なんたってトップオブザワールドのエベレストがある国なんです。

どう考えたって、これ、一番の売りでしょ。絶対に外せないポイントでしょ!

世界一高いんですよ〜〜〜〜〜〜!

シンガポールのマーライオンの前で写真撮るくらいなら、ぜひ、ヒマラヤの前でピースサインしている写真撮りにきてください! 世界の屋根の前で、愛を叫んじゃってください。

ぜ〜ったい(とは言えませんが、ほぼかなりの高確率で)、後悔はさせません!

今回は、不思議な魅力に溢れるネパールの見どころを、ツーリストのタイプ別にご紹介していこうと思います!

保存版ですよ〜!

 

 

旅人にはいろんなタイプがあるけれど、それと同じくらい様々な顔を持ちあわせたネパール

先日、子供連れ海外家族旅行の行き先として、ネパールをオススメする記事を書きました。

(興味のある方は、こちらをどうぞ→『子連れ海外旅行の候補地として、ネパールがかなりイケている点について!(注意! かなり個人的見解記事です)』

 

それを書いてから思いました。

もちろん、子連れの家族旅行としてもネパールはイケている。

が、ネパールの実力は、そんなもんじゃないぞ!っと。

 

 

旅人には、いろんなタイプの人がいます。そして、ネパールは旅人の数だけ、いろんな顔を持っています。

そこで、今回は、タイプ別に、ネパールのオススメの場所や、オススメの楽しみ方を、ミヤチカの独断と偏見でお届けしたいと思います。

あくまでも私の独断と偏見ですで、これ以外の楽しみ方もたくさんあるかと思います。誰でも、ご自由に楽しめる、それもネパールの魅力でございまする。

 

 

山歩きが趣味の人、山ガールなら、一緒に一度は絶対ネパール

 

これは、もう定番中の定番。登山家や、山歩きが趣味の人ならヒマラヤ山脈を歩きたいというのは、当然の夢。人生は、一度きり、ぜひぜひ、その夢を実現してください。

なにしろ、エベレストを始めとする8000m峰を8峰も有していることは、ネパールのダントツトップの売りポイント。そのヒマラヤを眺めながらトレッキングできるコースは、それこそ、初心者向きから上級者向きまで多種多様。

そう、まだ山歩き始めたばかりの山ガールだって、大丈夫。ガイドつきのトレッキングツアーもいっぱいあるから安心です。

私のようなアラフィフだって、ガイドのアドバイスとサポートで、5000mまでいけちゃったりするんですから。

 

絵になる写真が撮りたいカメラマン

まずもって、ネパールは、絵になる国です。

山岳写真家にとっては、憧れの国であるかもしれません。歩いてよし、眺めてよし、撮ってよしのヒマラヤです。とにかく、圧倒的に神々しいです。言葉ではこのスケールの大きさは表現不可能です。

それから、味のあるアジアの人物の写真を撮りたいという人にも、ネパールおすすめです。アーリア系の顔からモンゴル系の顔まで、様々な顔がここにあります。しかも、目力強い人が多いから、絵になるんだよね〜。

自転車タクシー(リキシャーと呼ぶ)とか、車道に座り込む牛さんとか、そのへん走り回るにわとり、裏庭で遊ぶ子供達、水瓶を背負って歩く女性。絵になるものがいたるところに転がってます。

掘り返された道や、ゴミが吹き溜まる街角さえも、日本では取れない絵であると言っていいでしょう。

しかし、こんなにも絵になるシーンにあふれているのに、絵になる写真が撮れない私は、なんなんでしょうね〜。

いや、ほんと、写真上手になりたいんです!!

 

世界遺産めぐりが趣味の人

世界中の世界遺産を旅行して回っている人いますよね。

ネパールにも、もちろん、世界遺産があります。

2016年7月現在の世界遺産の総数は、1052件だそうですが、そのうちの4つがネパールにあります。

 

文化遺産サイトとしては、中世の古都であったカトマンズ盆地と、ブッダの生誕地であるルンビニです。

そして、カトマンズ盆地で世界遺産として登録されている寺院や史跡は、パシュパティナート、スワヤンブナート、ボウダナート、カトマンズ王宮広場、パタン王宮広場、バクタプル王宮広場、チャングナラヤンの7つ。

 

自然遺産としては、エベレストを含むサガルマータ国立公園と、絶滅の危機に瀕するベンガルタイガーの生息地であるチトワン国立公園です。

ちなみにサガルマータとは、エベレストのネパール名。チョモランマという呼び名は中国側で呼ばれている名前で、ネパールでは、サガルマータと呼びます。

 

そうそう、日本のお寺のお坊さんにとっても、お釈迦様の生誕地であるルンビニは、一度行ってみたいところらしいですね。実家の法事にやってきたお坊さんに、私がネパールに住んでることを話すと、ルンビニ行きたいんですよね〜と興味津々でした。

 

史跡が好きな人も、自然が好きな人も満足させちゃう幅の広さがネパールの魅力です。

 

忘れちゃいけないバックパッカー

東南アジアとはまた一味違うヒンドゥー文化圏である南アジアの雰囲気が楽しめるのがネパールの魅力。

インドほど、強烈じゃないので、女子の一人バックパッカーや、アジア初心者にもおすすめです。

宿や食費も抑えることができるし、インドより、安くて美味しいバックパッカー向けレストランは充実していますよ〜。

ローカルバスに乗れば、地元との人々とのふれあいもまた、楽しい!

 

動物好き、野鳥好き、昆虫好き集まれ〜!

動物園が大好きな人なら、エレファントサファリは大喜びするのじゃないかな? インドとの国境エリアに位置するチトワン国立公園では、象さんに乗ってのエレファントサファリが楽しめます。

亜熱帯雨林のジャングルの中をベンガルタイガーや一本ツノのインドサイを探して探索です。幼稚園児や小学生の子連れファミリーにもおすすめ。

チトワン国立公園ではオープンジープによるジャングルドライブや、カヌーに乗って、ワニや水鳥を探索するカヌーライド、徒歩によるバード雨をッティングも楽します。

 

そうそう、バードウォッチャーにもチトワンはおすすめ! チトワンに生息する野鳥はなんと450種類。これ、世界全体に生息する鳥類の5%にあたります。

また、チトワン以外にバルディア国立公園やコシ・タプ野生保護区などでも、様々な動物や鳥に出会うことができます。

 

それから、昆虫愛好家にも、実は密かに人気らしいのです。私はそんなに昆虫に詳しくないのですが、昔宿をやっていた時、昆虫採集が趣味のお客さんがいらっしゃって、宿の裏庭で虫取り網をもって(日本から持って来たんかい!)大喜びしてました。なんたらセミっていうのがいたらしいんです。(あいまいで申し訳ない。セミって名前だけど、セミじゃない小さな虫だったように思います)

カブト系の虫も珍しいものがいるらしく、いつぞや日本に密輸しようとした日本人がカトマンズ空港で逮捕されるという騒ぎもありましたっけ。

そういう心踊る虫もいますけど、ノミ、ダニ、シラミなど、日本ではなかなかお目にかかれなくなった虫たちも健在です!

(詳しくは、『ネパールに移住するなら覚悟したい、様々な虫や動物たちとの共存』をどうぞ)

 

ま、こんな風に、動物好き、野鳥好き、昆虫好きにはたまらない(?)ネパールだと思います。

牛や、にわとり、やぎ、野良犬、野良ザルに至っては、カトマンズの街中でも結構簡単に見ることができますしね。

そうそう、私の知り合いは、カトマンズで、朝、出勤途中の道で象に道を通せんぼされたっていってましたっけ。そんな国です。ここは。

 

 

ラフティング&パラグライディングしたい人には楽園だ

ヒマラヤを有するネパールのアクティビティは、トレッキングだけにとどまりません。

ヒマラヤからの雪解け水の急流にのって、山間部を駆け抜けるラフティングやカヤックはスリル満点!世界でも数少ない難易度の高いラフティングポイントが豊富です。

そして、ヒマラヤを眺めながらのパラグラインティングも盛ん。日本よりも経費がかからないのか、毎年ネパールに飛ぶためだけに長期滞在する方もいるくらい。

実は、意外とアウトドア天国なんです。マウンテンバイクのコースもあるし、ロッククライミングとか、バンジージャンプあれやこれや盛りだくさん。まだまだ、そのあたりも開発途上なんで、これから、もっといろんなアクティビティが増えてくれるかもしれません。

 

 

ナチュラルケアで自分を癒したい人

インドの影響を強く受けているネパール。インドの伝統医学アーユルヴェーダの考えもネパールの日々の生活に今でも生きています。

普通の薬屋さんもあちこちにあるんですけど、それと同じくらいアーユルヴェーダの薬屋さんもあちこちにあるネパール。

日本だとアーユルヴァーダというと、デトックスとかスパとか思いうかべる人が多いと思うけど、ネパールのは、中国の漢方に近いイメージ。お医者さんがいるクリニックでは、脈診と問診がメインで、必要な薬を処方してくれます。料金も良心的。

私は、ちょっと肝臓が弱っているということで、喘息を治すための体質改善サポートの薬を出してもらって、一ヶ月分で2000円でした。ま〜、中には高価な薬もあるんで、ピンキリですけどね。

その他、チベット漢方もあります。この手のナチュラルケアに興味のある人にはぜひ来てもらいたいですね〜。

 

ベジタリアンヨギー、ヨギーニにも優しい

宗教上の理由からまだまだベジタリアンも多いネパールですから、ほとんどのレストランでベジタリアンメニューがあります。

ベジタリアンの人にとって、旅先での外食は、頭が痛いところですが、ネパールならそんな心配は無用です!

ベジタリアンヨギ、ヨギニーであれば、ヒマラヤの見えるポカラで1ヶ月くらいヨガ三昧の休暇を取るのも素敵です。

ポカラの郊外の宿を一ヶ月かり、その屋上で朝はヨガ、夕方は瞑想。ただただ癒される日々なんてのも素敵な過ごし方ではないでしょうか。

これからヨガ始めたいという方なら、ヨガのクラスももちろん受けられます。1時間から1時間半のクラスで 500ルピーくらいから1500ルピーくらいまでセンターによって、お値段はピンキリ。たいてい英語でのセッションになります。でも、入門編としてはいいんじゃないかな。お手頃だし。

ただし、観光地なもので、どうしても初心者向きのビギナークラスがメインです。上級者には物足りないかもしれません。

 

スピリチュアル好きな人にはドキドキワクワク

瞑想とか、パワーストーンとか興味があるというあなた、あなたにも、ネパールはおすすめです。

ヨガセンターにおいても瞑想コースがありますし、瞑想だけのセンターもあります。

ネパールで瞑想デビューもありかもですね。

そして、パワーストーン好きにおすすめしたいのは、ヒマラヤンクリスタル。高度が高いところで採掘されるヒマラヤの水晶は、世界的にもクオリティが高いんだそうです。

そして、いまでも、呪術師、祈祷師が存在するネパール、不思議なパワー体験もできちゃうかもしれません。

でも、呪われないように気をつけてね〜。

(のろいについてはこの記事をどうぞ『呪いって信じますか? ネパールには呪術師が今でも存在するというちょっと不思議なお話』

 

 

現地の人とふれあいたい人

ネパール人は、本当に人が大好きです。こちらがフレンドリーに応対すれば、すぐに友達になれちゃうこと間違い無し!

道端で世間話をすればお友達。

夕飯に招かれれば義兄弟。

そんな感じすらあります。

1泊でもしようものなら、去る時には、涙ぐまれて、どうしていいか途方にくれることすらあるのです。

こんなディープで暑っ苦しい人間関係が体験できるものネパールの魅力です。

ネパールにはまる人が多いのは、多分このタイプの人でしょう。

ネパール症候群にかかる可能性が高いですので注意が必要です。

ネパール症候群は私が勝手に命名したもの、詳しくは、別記事で紹介しています)

 

それから、最後に一つ、ネパール人は、依存心が強い人も多いので、できないことは、ノーとはっきり意思表示することが、よい関係を長く保つ秘訣です。

 

ボランティアがしたい人

ボランティアをして現地の人の何か役に立つことがしたい。先進国ではそんな人も増えつつあるようですが、ネパールは、そういう方々に対してオープンな国であると思います。

私はここ何年か、ヒマラヤの村の子どもたちを絵を描くツアーのお手伝いをさせてもらっています。

ヒマラヤの学校に年に一回お邪魔して、アートの授業をすることで、村の子達と一緒にお絵描きたのしんじゃお〜というステキなツアーです。

もちろん、飛び込みじゃなくて、事前に地元の人に相談して、話はつけているのですが、でも、何かしたいという外国人の思いを、おおらかに受け止めてくれる気質がネパールにはあります。

ま〜、役に立たないというか、見当違いなボランティア活動ってのが全くないわけじゃないのですが、ボランティア論を語ると長くなるんで、ここはまあ、おいときましょう。

基本的に、私は、誰かのために何かしたいという気持ちに対して肯定的に受け止めています。

そして、誰かのために何かしたい気持ちが、実現しやすい国なのかなとは思います。

ネパール人自体、ボランティア活動には積極的です。様々な地域活動を行うマザーグループなどは、地区ごとにあったりしますしね。

 

人生を変える旅がしたい人

日々の生活との差が大きい場所へ行くほど、旅は刺激的になります。

そして、普段とはまるっきり違う環境に身を投じることでしか理解できないこともあるのです。

日常から離れて旅に出ることで、自分の生き方や、置かれた立場を客観的に振り返りやすくなるということもあるでしょう。

人生を変える旅。

そんな旅をしたいものです。

自分の価値観を変えるほどの旅に出会えたなら、あなたは幸せものです。

ネパール以外の国だって、人生を変えるような体験はできるとは思います。

でも、覚醒のエネルギーを持つネパールでは、新たな自分を発見することがたやすくなるのかもしれません。

実際、私の人生もネパールとの出会いで変わりましたしね。

それが良かったのか悪かったのかわかりませんが、ネパールで暮らした20年で、私は、やっと私という人間を取り戻したようにも感じています。

人生を変える旅がしたい、そんな人は、ぜひネパールへいらしてください。

 

 

結局はどんな人にもオススメだよ〜ってことなんですが…

書いていたら、どんどん項目が増えちゃって、長くなってしまいました。

でも、それだけ、ネパールにはいろんな顔があるということ。

これを読んで、ネパールに興味を持ったら、ぜひぜひ、一度ネパールに足を運んでみてください。

夏には、自称、勝手なネパール観光振興活動で、日本を訪れるやもしれません。

ネパールの話が聞きたいという人がいれば、どこにでもというわけにはいきませんが、できる限り参りますので、ぜひお声をかけてくださいね!

 

 

 

 

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