【ブロガー&ライター必見】元編集者が語る、文字校正のチェックポイント
こんにちは~。海外在住ライターみやちかです。
さて、仕事柄、毎日20以上のコンテンツを読むことも珍しくない私ですが、結構、文字の打ち間違いや抜け、漢字変換ミスを見つけてしまいます。
(自分のブログ記事にも見つけちゃうんですけどね~)
そういうのって残念だな~って思うんです。
変換ミスとかタイピングミスとか見つけちゃうと、そのサイトが素人っぽく感じられてしまいます。
まとめ方もスマートで、図解もあってわかりやすいのに、プロに見えない。
それってホント~に残念ですよね。
せっかくいい記事を書いているのに、そんなことで低評価されたら、もったいないと思いませんか?
そこで、今回は、元編集者の(中小企業にありがちで校正マンも兼務していた)私が、文字校正のやり方をご紹介します。
文字校正という10分の手間で、あなたの文章の評価を上げる
- 文字校正した方がいいのはわかっているけど、やり方がわからない
- 自分なりにタイピングミスには気をつけているんだけどミスがなくならない
- いちいち、校正する時間がない
今日の記事は、そんなあなたのために書きました。
文字校正はポイントさえ押さえれば難しくないし、時間もかかりません。
2000~3000字の原稿なら10分程度。
この10分であなたのブログや文章の評価が減点されちゃうことを防げるんです。
ウェブライターはもちろん、ブロガーの方は特に、文字校正、するべきです。
ウェブライターの場合、ほとんどの場合、編集の人や専任の校正マンさんが、ネット上にアップする前に原稿にチェックしてくれていると思います。
とはいえ、あまりにもミスの多い原稿をいつも出していると、『こいつ、プロじゃないな』みたいな評価になってしまいます。
ブロガーの人はライターさん以上に自分できちんと文字校正することが必要です。だって、自分以外、校正してくれる人がいないんですから。
素人感を払拭するためにも、ぜひ文字校正はやりたいものです。
(って、そういう自分やってるんかい、完全棚上げ状態のみやちかです)
校正のススメ!
プロっぽく見せるためにも文字校正は絶対必要じゃけんね。
みやちか
文字校正するとき大事なことは、文章を読まないこと
意外に思う人も多いかもしれませんが、文字校正する時に、決して、決して、文章を読んではいけません!
はあ?意味不明!
って感じですよね。
でも、文章を読んでしまうと、文字が間違えていたとしても、勝手に脳内変換されて、間違いが見えなくなっちゃうのです。
『ちきんと』が、『きちんと』に勝手に頭の中で変換されちゃうんです。
だから、文字校正する時は、文章の意味を追わないようにしなければいけません。
追うべきは、一文字、一文字。
文法や、表記のルールに沿っているか、漢字の間違はないかというのを確認する、それが文字校正です。
ちなみに文章を読み返して、練り直して、ブラッシュアップしていく作業は、校正と呼ばずに、推敲といいます。
文字校正のコツ
内容ではなく文字面を、追うように確認じゃけんね!
みやちか
文字校正時の5つのチェックポイント
文字校正は、文字の一つひとつをなぞるように見ていく作業ですが、具体的には、次の5つのポイントを見ていきます。
1 漢字の変換ミス
パコソンで原稿を書くことが普通になった現代において、増えてきたのが漢字の変換ミス。
例えば『以上』が『異常』になってしまっていたり、
『カフェにいます』が、『カフェに今す』になってしまっているケース。
文章作成ソフトって勝手に漢字変換してくれて、とっても便利は便利ですが、そのぶん、こういうミスは増えてきました。
2 重複、脱字
パソコンで慌てて書いていると、脱字や、文字の重複もよくおきます。
『顔をを洗う』のように、『を』が重なっていたり、
『歯を磨きまた』のように、『ました』の『し』が抜けていたり。
あとは、文字の順番が入れ替わるっていうのもありますね。
『ごぶさたしています』が『ごぶたさしています』みたいに。
私も結構やっちゃう間違いです。
3 表記の統一
子供 子ども こども
全部、同じ意味ですし、どれを使っても間違いではないですが、ひとつの記事の中にいろんな表記が混じるのは、あんまりスマートとはいえません。
特別に意味を持たせるための表記の変更でないのなら、表記を統一しましょう。
クライアントさんから依頼を受けて書いている場合、クライアントさんのサイトにおける表記のルールがある場合もあります。
その場合は、そのルールに沿っているかどうかをチェックすることになります。
4 固有名詞は何度でもチェック
固有名詞や、住所、電話番号、日程、時間、値段。
これらは重要チェックポイント。
個人の氏名や本のタイトル、店の名前を間違えるのは失礼です。
そして、住所や電話番号、日程、時間、値段などのデータは間違えると迷惑をかけることにもなります。
自分の信用問題にもつながるので、これらは二重、三重にチェックしたいところです。
5 『い』と『ら』を抜かない
最近の話し言葉だと、『寝てた』『知ってた』とか、『起きれる』『食べれる』という言い方が、普通になってきています。
これらは『い』抜き言葉、『ら』抜き言葉と呼ばれています。
でも、本来は、
『寝てた』→『寝ていた』
『知ってた』→『知っていた』
『起きれる』→『起きられる』
『食べれる』→『食べられる』
というのが正しいのです。
セリフや吹き出しの部分はともかく、地の文に『い』抜き言葉、『ら』抜き言葉を多用すると、幼稚な感じがすることもありますので、ちょっと気をつけてみてください。
ただし、自分のブログ記事で、フレンドリーな雰囲気を醸し出すために、わざと地の文を話し言葉調に書く場合は、あまり気にしなくていいかなと思います。
まとめ
文字校正なしの文章は、寝起きの姿に似ています。
よだれの跡がついたままだし、すっぴんお肌はガサガサだし、髪ははねているっていう感じ。
そんな状態で、普通、人は外出したりしませんよね。
文章だって同じです。
公に出す文章であれば、文字校正は最低限の身だしなみです。
たった10分の手間でできちゃうし、ポイントさえ押さえれば難しいことはありません。
文章の納品前、ブログの公開前には文字校正、絶対じゃけんね!
それにしても、自分のブログの校正ミス見つけた時のガッガリ感。
まだまだですな、ワタクシも。
そんなわけで、仕事と仕事の合間に、日々コツコツ、昔の記事の推敲&文字校正をするみやちかなのでありました。