50歳から海外でフリーランスとして生きる

元気のでるコトバ マサラなハート

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ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

マサラなハート

 

カレー粉と一言で言うけれど、

そこにどれだけ沢山のスパイスが調合されているのか、

ネパールに来て初めて実感した。

ターメリック(ウコン)、クミンシード、コリアンダーシード、

こしょう、シナモン、カルダモン、クローブ(丁字)、

とうがらし、しょうが、にんにく、

アニスシード、フェネグリークetc,etc…。

こんな風に沢山のマサラ(スパイス)が複雑に混じり合って、

カレーの深い味わいが表現できるのだ。

 

人間もきっと同じなんじゃないかと思う。

たくさんの感情があって、だからこそ、味わい深い。

そこには、「ありがとう」とか、「大好き」とか

そんな温かくなる気持ちも、もちろんあるんだけど、

それだけじゃなくて、「こんちくしょー」とか

「さびしいなあ」とか、「ムカっ」とか、「悲しい」とか

そんな類いの感情までいろいろあって、

でも、だからこそ、人もさ、味わい深くなるんじゃないかな。

同じテイストのスパイスだけでは

この複雑さはきっと表現できない。

まるっきり相反するような感情もあるから、

それぞれをより明確に感じられるし、

深さも増すんじゃないかなと思う。

 

しかも、一人として同じ調合はない。

同じような気持ちをみんな持ち合わせいるけど、

その強さとか、感じる部分とか、表現方法とか

ひとつとっても同じものはないんだよね。

その微妙な違いが、それぞれの人柄となって、

その人ならではの旨味を出していく。

だから、それぞれが世界でたった一つのマサラ。

それぞれの家庭で、それぞれのマサラの味が違うようにね、

人は誰でも、その人だけの持ち味ってのがある。

マサラなハートでいいじゃないか!

複雑に絡み合うそれぞれのスパイスが

調和して一つの味を作り出す。

私たちは、一人ひとりがそんなマサラなハートなのだ。

 

 

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