50歳から海外でフリーランスとして生きる

元気のでるコトバ 感情を押し込めないということ

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ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

感情を押し込めないということ

 

感情を押し込めてはいけない。

押し込めた感情は、その押しつける圧力の分だけ

心の中で増幅して、自分自身を内側から傷つける。

 

けれども、自分の感情を押し込めないということは、

自分のその時の感情そのままを、

人にぶつけるということとは違う。

むき出しの感情をぶつけられたら

誰だって、きっと痛い。

 

誰かに対して怒りを感じて、

その怒りのままに怒鳴り返したら、

それが感情を開放したことになるの?

感情のままに発した言葉は、相手を傷つけ、

そして、自分を傷つける。

何の解決にもならないばかりか、

問題を大きくしてしまうことの方が多い気がする。

 

だから、ムカっときて、イラっときて

つい言い返したくなったら…。

その時は、大きく大きく深呼吸して、少し間をとってみる。

そして、その言葉を発する前にちょっと考えてみるのだ。

私は何に対して怒りを感じているのだろうかと。

 

自分のプライドが傷つけられたから?

相手が自分の思うように動かないから?

相手が自分の大事なものを奪ったから?

怒りを感じるには何か理由がきっとある。

 

その理由を見つけることができたなら、

自分が相手に対して怒っていることを

感情的にならずに伝えることだ。

自分の感情を見つめ、向き合い、

言うべきこと、やるべきことをしたら、

その感情はそこで初めて開放される。

理由が分かった結果、謝るべきは自分の方かもしれない。

お門違いの怒りである可能性だってあるのだし。

 

時には、今は何も言わないことが最善策な場合もあるかもしれない。

けれど、その「何も言わない」は、

感情を押し込めて、なかったことにして、

何も言わないこととは違う。

ちゃんと怒りを受け止めて、

何に怒りを感じたか突き詰めて、

それでも、今は何か言うべきときではないと

感じたなら、それはそれでいいのだ。

 

大事なのは、自分の中のそういうプロセス。

感情と向き合い、ひいては自分と向き合うという

そういう一連の作業。

相手に反論することでも、

相手を言い負かすことでも

相手に非を認めさせることでもない。

それは、ただ、ただ、自分のためなのだ。

 

 

 

 

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