50歳から海外でフリーランスとして生きる

私流人生の歩き方 制限があるから、創造がある

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ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

こんにちは〜、ネパールからmiaychikaです。

ネパールという国に住み、観光客相手の仕事をしていた頃には、日本にいたら、出会わなかったような人とも知り合う機会が多くありました。

 

そして、自分とは全く違う趣味を持った人や職業の人と話しをすると、はっとさせられることがよくあります。

私にはないその視点は、私にとって新たな発見であり、私に新しい視点やアイデアを与えてくれます。

 

そんなお話の一つ、「制限があるからアイデアが生まれる」と語ってくれた建築を学ぶ日本の大学生との会話から、私が感じたことをご紹介します。

 

 

制限があるから、そこにアイデアが生まれる

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ある日、大学で建築を学んでいるという学生さんとポカラのレイクサイドの茶屋で出会いました。

将来どんな建築を手がけたいのかと問うと、都市建築や、大掛かりなビルやホールではなく、普通の個人の家の設計を手がけたいのだと、彼は語りました。

 

「住宅だと、住む人の予算や要望があるから、設計やデザインもそれに制限されてしまうんじゃないの?」と言うと、

「わがままなお客様ほど、いい家を生み出すんですよね」という答えが返ってきました。

 

家を設計することは、実は、多くの制限の中で行われています。

敷地の面積や形、傾斜、日当たり、周りの環境、道路と接する方向、予算、家族構成、住む人の趣味、生活スタイル等々。

 

デザインや設計というと、自分のアイデアを表現する格好いい仕事のように見えますが、 こんなにもたくさんの制限がある中で、お客様が満足する設計を表現しなければならないのです。

 

「でも…」と彼は、続けました。

そういう制限が何もないと、

それこそ、ぼくらは何を設計したらいいのか、

どこから手をつけたらいいのか、わからないのだと。

 

「制限があるから、そこにアイデアが生まれるんです」

 

ちょっと、目からうろこでした。

 

 

制限をアイデアに変えるという視点から世界を眺めてみる

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ライターや編集の仕事をしていて、制限があって、表現しにくいと思ったことは何度もありました。

でも、制限があるからアイデアが生まれるとは、一度も考えたことはありません。

制限とは、私にとって窮屈な足枷でしかありませんでした。

制限からアイデアが生まれる、それは私にとって、新しい視点でした。

 

でも、よくよく人間の歴史を見てみれば、私たちはずっと制限をアイデアに変えてここまできたのかもしれません。

 

馬のように駆けることができないから、車が発明されました。

遠くの人の大声で叫んでも届かないから、電話が発明されました。

翼を持たないから、飛行機が発明されました。

制限があるから、創造がある。

 

クリエイティブとは、制限のある世界で、制限のある物質を使って、自由奔放な心で描く絵のようなものかもしれません。

 

書くという作業も、また文字という制限の上に成り立っている作業です。

仕事として依頼されて書くということは、その上にさらに様々な制限を受けています。

それでも、その制限からアイデアを生みだすという視点でものを書いていけば、今までとは違ったものが書けるのかもしれません。

 

 

人生もまたたくさんの制限にあふれている

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よくよく、考えてみると、この視点は、人生を生きる上でも役立つような気がします。

 

肉体という制限のある乗り物に乗り、

寿命という制限を背負い、

時間と空間という制限を受けて生きている私たち。

 

人生とは、このような制限があるからこそ、一期一会の体験ができ、そこに感動や、後悔や、寂しさ、喜びといった感情を味わうこともできるのかもしれません。

 

制限を、窮屈な足枷と思い、恨めしく思ったり、諦めたりするよりは、その制限を逆手にとって、アイデアを生み出し、新しい何かを創造する方がよっぽど、人生楽しめます。

制限さえも楽しめる、そんな生き方ができれば、最高じゃないか、そんな風に思ったmiyachikaなのでありました。

 

 

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ネパールのポカラ在住、時々日本やタイ、その他いろんな国に出没する、エディター兼ライター兼コーディネイターのみやちか(Chikako Miyamoto)です。今まで培った編集力を駆使して、50歳からのトキメキのある人生を発信し続けるお姉さん。

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